非公開練習生は先輩に愛されすぎる。【SVT】 (ページ4)

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舞台袖まで来た。

初めて私のことを見るスタッフさんがいる。

どんな反応されるんだろう。

dy「A、用意できました！」

「わ、はい！ヤー、司会に指示出し！」
「ヒョン、了解しました！」

dy「スタッフ、今完全にAのこと好きになってたよ...」

『あにあに、そんなわけないない...』

「Aさん！出番です！」
『ネ！』

dy「Aなら出来る。自身持って、ぶちかましてこい！！」
『ネッ！！』

私の後ろにはバックダンサーの方たち。私にために、合間を縫って来てくれた方たち。

みんな私の顔を初めて見るので、びっくりしている。

自分で言うのあれだけど...これ多分私って可愛い？

自身持たなきゃ。

よし。

最初の曲と、２曲めのキリングパートまでは、帽子を被っていく。

今日の私のスタイリングは、ショート丈トップス、白地に08と書いたバスケユニフォームにミニスカート、ルーズソックスに厚底スニーカー。髪型はハーフツイン。カラフルなクリップで少し流行をイメージしてみた。

イヤモニをして、舞台に立つ。

みんながまだ影しか見えない自分を見てる。舞台下の椅子に座るメンバーも見ている。

イントロがかかり始めた。
私が歌い始めると、歓声が聞こえ始めた。下から「あの子生歌だよね...エグくない？」
「待って私あの子のペンになりそう」

少しずつ余裕が出てきて、笑顔になってきた。

１曲目が終わり、２曲目。花道を通り、センターステージへ。
目の前に大好きなアイドルがいる...

いや私！一喜一憂しちゃ駄目！

そしてついにキリングパート。
私の顔が全世界に公開される時。

帽子を...ついに外し...

観客「ワァァァァァァ！」

ものすごい歓声...

色んなところから、AIで生成してるみたい...めちゃめちゃ可愛い...
いろんな声が聞こえてくる...
良かった...反応良くて...

アーティスト席やメンバーからもたくさん視線をいただいて、無事ショーケースを終えることが出来た。

終わりじゃない。始まりはここから。