非公開練習生は先輩に愛されすぎる。【SVT】 (ページ2)

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showcase D-1 ページ2

You side...

明日はついにショーケース本番。

私はまだ誰にも顔を見せていない...

私がスカウトされたきっかけは、去年のツアーの埼玉公演の日のことだった。

初めて念願のライブに当選し、テストやイベント事を乗り越えて、大好きなSEVENTEENのライブに行ける。そう思って頑張ってきた。

楽しすぎたライブも終わり、次の日は休日だったので写真をゆっくり撮り、退場のルートを歩いているときのことだった。

「すみません」
『はい？』

そこには首から名刺を下げ、スーツ姿の女性がいた。名刺には김다연という名前と、PLEDISのロゴが書いてあった。

「PLEDISの者です。ライブ中に警護で何回か席の前を通らせていただいたのですが、あまりにもライブをキラキラした表情で楽しまれていたので...うちでアイドルになりませんか...？」

あまりにも流暢すぎる日本語でびっくりしてしまった。

そこから親に相談し、学校を転校し、パスポートを作り、すぐに韓国に飛ぶことになった。

この時は、自分が憧れる人に愛されるなんて思ってもいなかった。

「...さん！Aさん！」
『はいっ！』
「もうすぐ他のメンバー来るから、サングラスとマスク！！」
『危ない危ない、かむさへよ〜！』

スカウトしてくれたダヨンさん。私が代表以外に’’唯一顔を見せている人’’
今では良き相談役で、ダヨンオンニと呼ばせてもらってる。
一時的な宿舎も用意してもらって、安心してデビュー準備を進めている。

まさかだけど、誰かに気づかれるなんて...ないよね(笑)