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第35話 ページ36

魘「じゃ、Aを頼みます」



魘夢が礼儀正しく童磨に頭を下げる。



言ってることが保護者すぎて面白いんだけどw




童「うんうん、魘夢君の恋人ちゃんは俺がしっかり面倒見るからね〜!」



恋人!?




私達は恋人同士なんだろうか、、、、、




今まで魘夢にお世話になってきたけど、魘夢のことを私はどう思ってるんだろう。




そして逆に魘夢は私のことをどう思っているのか、、、、、、




童「じゃ、Aちゃん着いておいで」



『は、はい!』



私は大人しく童磨に着いて行った。















童磨と2人きりになったけど、何を話せばいいんだろう。私が迷っていると



童「ねえ、Aちゃん!せっかくだから俺とおしゃべりしようよ〜」




『もちろん、良いですよ』




私に気を使ってくれたのか、声をかけてくれた。




童「やったぁ〜ねえ、Aちゃん。Aちゃんは魘夢君が鬼であることを知っているんだよね?」




『もちろんです』





童「鬼がどういう生き物であるかも?」




『はい、鬼は人を襲い、人を食糧とするんですよね?』






童「そうだよ。君は俺たちが怖くないのかい?」




『どうしてそんなことを?』





童「君は人間じゃないか。鬼からしたらご馳走と同然なんだぜ。しかも君は稀血っぽいし」




私、稀血だったの!?魘夢にも言われたことなかったから知らなかったんだけど!!




『私稀血なんですか?』





童「うん、しかも結構稀なね」





そう言った瞬間、童磨は舌なめずりをし、私を見て妖しく笑った。





それを見て背筋がぞっとしたけど、落ち着いて童磨に言う。





『そうですねぇ、確かに怖くないわけじゃありません。やっぱり上弦の鬼なんて見ただけで




 強さが身体から滲み出ていましたし。でも私は自分が食糧であることを覚悟した上で魘夢と生活してるん




 です。魘夢に襲われても私は怖くありません。むしろ私が死ぬことで彼の力になるのなら』





ここまで言って気付いた。自分の身を彼に捧げて良いなんて、、、




それは恋人が言うことと一緒だ。やっぱり私は魘夢に恋してるんだ。




推しとして好きなわけじゃなく。




童磨はしばらく考えていたけど、そんな私の心情に気づいたのか再び微笑んで


童「ふーん。随分変わった人間だなぁ」



と言った。そのあと、言った言葉はとても衝撃だった。



「じゃ、Aちゃん、俺が君を襲ったらどうする?」

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作者名:ユイぱ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年12月26日 15時

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