第3話 ページ4
え、、誰?
この状況私やばくない?
とにかく逃げないと、、!
急いで表に出ようと思って走ろうとすると、男は酷薄な微笑みを浮かべて
「俺から逃げることは出来ないよ?お眠りィィ」
と私に向かって手を向けた。
私は意識を手放した。
私また別の所にいる!ここ何処だろう?
ていうかさっきの男、「お眠りィィ」って言わなかった?
まさか、魘夢!?でもああいう風に言うのは魘夢しかいない。
待って!殺される前に目を覚まさなきゃ、、、!
魘夢の血鬼術から抜け出す方法は夢の中で死ぬ事。
てことは私はここで自決しなければいけない。
近くに刃物ないかな、、刃物、、刃物、、
あった、、
誰かが忘れてしまったのか、斧が置いてある。
よし、これを使って、、と思って死のうとするけど、
腕が震えて斧を振ることができない。
炭治郎はよく自分で首を斬れたなぁ。自決するって正直難しいと思うんだな、
と改めて思う。
でも私は魘夢に会いたい!せっかくここにきたんだから。
せめて殺されるなら魘夢に会ってからじゃないとダメ!
私はもう一度斧に力を入れ直し、思いっきり首に向かって斧を振った。
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