第16話 ページ17
「なんだお前は!?」
魘「聞こえなかったのか?Aを離せと言っている」
「!!お前、その目の数字!十二鬼月だったのか!!
(何故鬼が人間を庇うのか。俺らと同じ鬼なのに!)」
鬼の顔からさあっと血の気が引く。
それもそう。十二鬼月は鬼舞辻直属の配下。
他の鬼より偉いのは当たり前のこと。
私を襲った鬼は
「も、申し訳ありませんでした!!もうこの娘は二度と襲いません!」
魘「1回目は良いけど、次はないよ。もし次、Aに触れたら
お前の命はない。分かったら早く消えろ」
魘夢が冷淡な声で鬼に告げると、その鬼は逃げるように消えて行った。
ヒュッ、ヒュッ。息が苦しい。
今にも死にそうなくらい苦しい。
魘「、、、大丈夫かい?」
『いや、ヒュッちょっと息が苦しいかも、、、』
ちょっとと言ったけど実はかなり苦しかった。
魘「本当はもっと苦しいんだよねぇ?色々な所怪我しているけど、
首が1番深く傷を負っているなぁ。我慢しなくて良いんだよ?」
魘夢は今までに見たことない程、私を心配している。
どうして?魘夢は人間の苦痛の顔を好むんじゃなかったけ?
どうしてそんなに私を心配してくれるの?
もしかして、、、
魘「Aーーーーー!!」
魘夢が私の名前を呼んだ所で私は意識を手放した。
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ