37話 中学生の頃の記憶 ページ41
私は、そんな事を思い出していた。
オールマイトは私の事を覚えているかしら？
オ「あー！あの時の！」
私は中学生の頃、海浜公園であなた方を見掛けましたよ
私は海浜公園の近くで時々ランニングしているんですけど…
するとたまに細い方がついていますからね…
大体の予想はしておりましたけど…
緑「そうなんだ…」
オ「まぁ、ならいいさ！
ちょっとばかりでも話を聞かれてしまったからね…
このまま黙っているのはあれだからね…
話すか…」
緑「いいんですか！？」
オ「まぁ、いいだろう」
オールマイト達の話を要約すると、
･オールマイトの個性は“ワン･フォー･オール”
･聖火の如く引き継がれてきたもの
･個性を譲渡する事ができる
･敵の襲撃で怪我をし手術を重ね活動限界が約3時間
･活動限界を越えると細い姿になってしまう
後はこの事は他に他言はしないこと。
私も…いずれ話さないといけないときが来るのかもしれませんね。
私の、過去について。
A「話してくださり、ありがとうございます。
出久とオールマイトの口から聞けて良かった
もちろん、他言はしません。
ありがとうございました。」
そう言って私は二人から離れ、車に乗った。
運「遅かったですね、お嬢様。」
A「ごめんなさい…
今日の予定はなんでしたっけ。」
運「今日は…水曜日(そういうことにしといて)ですので…音楽教室です」
A「そうですか…
分かりました。」
毎日毎日…習い事三昧…
唯一の休みは第三以外の日曜日。
友達と遊ぶなんて、あの人が許してくれなかった。
辛かった。
個性が発現してから、武道全般、音楽全般、バレエ、ダンス全般、体操全般、塾と習わされてきた
ありとあらゆる個性に絶えれるようにって。言わば英才教育ってやつ。
バレエとダンスに関しては完全にあの人の趣味だ。あり得ない
他にも沢山あるけど…お母様を沢山の意味で傷付けたあの人が嫌いだった。
家族とは思えない程の酬い…
酷かった。
私は、絶対あの人を許さない…
母を痛め付け、
家族を痛め付た
父の事を…
父と呼ぶことも烏滸がましい…
それに…お母様の個性だけで大抵の事はできる…
絶対にあの人の個性を使わない…
そう思っている内に、音楽教室についていた。
運「行ってらっしゃいませ。お嬢様」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいぴー | 作成日時：2019年3月30日 14時
