35話 中学生の頃8 ページ38
緑「はぁ…」
オ「人を助ける事に憧れるなら警察官って手もある。
“
なんて揶揄されちゃいるが
あれも立派な仕事だ！
…夢を見るのは悪いことじゃない
だが…相応に現実も見なくてはな少年。」
そう言ってオールマイトは出ていった。
その直後、
爆発が起きた。
オ「まさか…」
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私は少しばかり寄り道して帰りました。
すると、商店街の方に人だかりが出来ていたので、行ってみました。
みるとそこにはドロドロのやつが私がよく知っている人が捕まっていました。
A「……勝己…！」
運「お嬢様、ここは危険ですので参りましょう…」
A「…ダメです…
友人が…
幼馴染みが…
勝己が…
あの人に捕まっているのです…
勝己を…
勝己を助けないとっ！」
運「ダメです！
危険です！
お嬢様…
旦那様にも言われてますので…
娘を守ってくれ
と…」
A「…なんなんですか…？
あなた方はいつもいつも父の言いなりで…
あんな人の言うことなんかに従うのですか！？
私は、あの人の言うことなんかに従うつもりはありませんわ…
第一、あの人がそんなこと、
言うわけありませんもの…
私なんて
ただの“物”としか見ていないんですもの。
あなた方が何と言おうとも、私は
勝己を助け出しますわ！」
そう言って飛び出そうとしたけど
腕を捕まれた。
A「お願い…
お願いだから…
助けさせて…
私はヒーロー志望。
幼馴染み一人助けられずに誰を助け出せると言うのですか！？
本当に私を応援してくれるのなら…
離して下さいっ！」
そう言った時、
金髪の痩せた方が表れた。
左手腹部を押さえながら。
何やら悔しがってるように。
さすが…運転手兼ボディーガード…力の入れ方、掴み方が比じゃないわ…強い…
A「痛いですわ。緩くして下さいっ…
こうしてる間も、勝己は苦しんでいるのです…」
すると出久が表れた
いつもよりすごく暗い表情で…
A「(緩くなった！)
出久っ！」
口を押さえながら
泣きそうな表情で
この光景を見ていた。
だが…
すぐに出久は飛び出し、
私も飛び出した。
運転手が止める声を無視して
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作者名：ゆいぴー | 作成日時：2019年3月30日 14時
