あなたのためなのよ ページ14
その時
千鶴ちゃんが土方さんを押して自分に刀が刺さるようにした。
もちろん私が直前で避けたので掠った程度。
土方さんは私に付けられた傷が酷く倒れた。
A)どうして？
千鶴)Aさん、やめてください。お願いします。
千鶴ちゃんは小太刀を向けながら言ってきた。
A)私に刀を向けると言うの？
それがどういうことを意味するかわからないのか。
不知火)お、おい。
千景)命知らずなのか。
千鶴)私は、私の人生は、私が決めたいんです。
そこで私の何かが切れた。
A)私がどうしてこんなに優しくしてたか分からないの。あなたは人間じゃない。鬼なのよ。私たちと共に行くべきなの。どうしても行かないと言うならばここで殺す。私に刀を向けた時点であなたの未来は決まったようなものですけど。
千鶴)どういう、ことですか。
不知火がこちらに来て
不知火)桜蘭家に刀を向けた鬼は死刑なんだよ。
土方)でもよ、お前は刀を向けられるようなことをしたんだろ。
土方がたった。
A)はぁ。死に損ないですね笑
千鶴)土方さんっ。
A)まずは土方さんから殺しましょう。それで聞くわ。千鶴ちゃん。
千鶴)やめてくださいっ。
もう遅い。
私は土方を殺そうとしたが、
千鶴ちゃんが動かない。
A)邪魔よ。
千鶴)どきませんっ。
土方)千鶴！
めんどくさいや。私は鬼化した。
私の気迫から千鶴ちゃんも鬼化された。
土方)千鶴っ。
A)これでわかったでしょう。私たちはあなた達とは違うのよ。さっさとこちらに渡しなさい。
土方)ここは壬生狼と言われた狼の巣。この程度にビビったりなんかしねえんだよ！
土方が切り込んできた。今の私に勝てる者など居ないのにな。
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作者名：不知火 | 作成日時：2023年3月7日 16時
