~ 誘引会 。sn

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ラウールside.








どうして君はそんな必死に僕たちの言うことを聞くんだろう。

無理矢理入れられたのに、

女子たちからは冷たい目で見られるのに。







そうさせたのは全部…僕たちのせいか…。笑









「 この度、庶務に選ばれました… 」







数メートル先で全校生徒に向かって挨拶をする君。






大々的に紹介すればみんなも認めてくれるだろ。
それに生徒会のことは全校生徒にも知る義務がある。
なんて無責任な言葉を大人に投げかけられて急遽始められた全校集会。





僕的にはもっと過激になる予感がするんだけど…。









深澤「 …絶対面倒なことになる 」




ラウ「 ふっかさんもそう思う？ 」




岩本「 大人って全然分かってないよな 」




渡辺「 あほだろ 」







大人には見えない生徒たちの闇。









「 この学校をより、よく… 」









昼休憩に渡した原稿を震えた声で読む君はもう


女子たちの視線に怯えてるんだもん。







昨日言ってたのにね、

『 もう冷たい視線に慣れてきた 』って。






昨日の今日でもう敵が " 学年の女子 " だけじゃなくて " 全学年の女子 " になっちゃった。








挨拶を終えたAちゃんは僕たちのところに戻ってきてマイクをふっかさんに渡した。









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