おまけ4 ページ28
「…えっと、らっだぁは？」
「不在です」
「え、うん、そぉ…」
「こ、これどうするん」
「気まず過ぎる…」
「………」
「しょうがないね〜俺じゃどうにもならないから」
と言いながら自分の頭を撫でるコンタミさん。
お客さんを出迎えた所、らっだぁさんに用事があったらしいのだが居なかったという。
一人は片方は半分白く半分黒い天使。一人はビニール袋を被っているようだ。何故なのかは興味無い。
目の前に用意された飲み物を啜る。
あ、これココアだ。
「らっだぁが帰ってくるまで何もできないよ。俺らじゃ」
「すみませんコンタミさん…」
「いやいや、予定を忘れてるらっだぁが悪いから」
「…ですよね！」
「らっだぁさんが可哀想に思えてきた」
何処からかビニール袋を被った人からぷるぷるしている顔だけの、ビニール袋を被った人のドッペルゲンガーみたいなのが袂から出てくる。
「あ、ちょ、ゆっくりが、」
ぽやぽやとした顔だけの子が、「ゆ〜」なんて言いながらうろうろしている。
「へ〜魔獣使い、…珍しいね」
腕と触手と同時に椅子に座っている自分をぎゅっと抱き着いてくる。
「…珍しいんですね」
「魔獣って懐きにくいんだよね、ある程度知識はないといけないし」
「………」
「聞いた割には興味無さそうだね？」
そう言っているコンタミさんはんは。と笑っている。
歩き回っているゆっくりと言われる子を見ていると、目が合ってしまったのかそこに立ち止まってしまう。
「ゆ、ゆ、ゆ…」
「？ゆっくりどうした！？」
「ゆーーーー！！！！」
声を上げながらビニール袋の人に突進するゆっくり。立ち止まっていたのではなく小刻みに震えていたらしい。
「え？何だって？あの人の目が怖い？」
「それ態々口に出して言うか…？トラゾー…」
「え、あ、すみません！！！えっと…誰かわからん人！！！」
「別に。その子が勝手に怯えてるだけ」
腕の中に抱えられているゆっくりは青ざめている様子だった。
子どもをあやす様にゆっくりに喋りかけているトラゾーと言われる人物。本で見た。された事は無いけど。
「え〜、あやされたいの？してあげようか。俺が」
「………」
「そんな顔しないで。嘘だよ。冗談じゃん！ジョークジョーク、コンタミジョークだよ！」
「…結構本気の顔だった。笑えない」
「Aちゃん、笑わないけどね」
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ゆいな(プロフ) - 彩結さん» コメントありがとうございます！オリフラ…立ててないはずなのに…1度確認してみます！御報告ありがとうございます！(ｺｿｯ) (2022年9月4日 22時) (
レス) id: a2749f031c (このIDを非表示/違反報告)
彩結 - たまたま見つけて１からちゃんと読みました！めっちゃ面白かったです！！！(オリフラついてます(ｺｿｯ) (2022年8月18日 12時) (レス) @page2 id: d9bdf40d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいな | 作成日時：2022年8月17日 17時
