無神経な瞳【gnki】【ωt】

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無事にみんなと合流することができ、神社を回ることになった。

皆それぞれ焼きそばだったりかき氷だったり、各々自分の物を買っていた。
私はりんご飴と言う屋台で売られていたミカン飴を齧っている。美味しい。

一度、そこら辺で休憩して買ったものを食べる事になった。
そこら辺って言っても人集りの少ない人気の無い公園である。

「A、焼きそば食べる？」
「ん…食べる」

お箸と焼きそばを受け取って焼きそばを咀嚼する。
良い感じにソースが絡んでいるし野菜もシャキシャキしていて美味しい。

「距離感やばくね？」

スマイル先輩が少し引いた様子できんときと私を見る。目が右往左往しているのが分かる。

「…いつもこれですよ？」
「きんとき可哀想だな」

小さく溜め息をついたスマイル先輩は手に持っていたかき氷を口の中に運ぶ。

「まぁこの距離が一番いいと思うけど」
「…かもな」

持っていた焼きそばをきんときに返して、みかん飴を返してもらう。

「…味混ざるなぁ…」
「そりゃそうだろ」

―――――

皆が食べ終わり次第射的を行うらしい。

射的屋へ迎えば人はあまり並んでおらず、並ばずに射的出来そうだった。

今回四人しかできない為きんときと私が見学となった。

店番へお金を払ってどんどん打ち始めていく。
周りを歩いている人達は気になって野次馬のように集まってくる。

どんだけ人を引き寄せれば気が済むんだか。

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