一筋の光

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〜唯斗side〜


部活が終わって職員室で休みながら仕事を終わらせる。



自分のクラスの渡辺が課題を出てないとか、櫻田が授業中ずっと寝てるとかの小言を言われながら、ひとつづつ仕事を終わらせていく。



ひと段落ついて休んでると、奈菜が職員室に来て教室の鍵が欲しいとのこと。



奈菜と話したいことがあるから、｢一緒に行く｣と言うと嫌々ながらも頷いてくれたのでついて行く。



教室では特にやることもないので、奈菜の隣の板橋の席に座った。


奈菜が帰ろうとするなら引き止めるし、


席に着くならそのまま話すし…。



そんなことを考えていると、机の中から筆入れを取り出しカバンにしまった。




そして、忘れ物を確認するために座った奈菜に話しかける。




と言っても、急に悩みを聞くのはなぁと思い俺が教えている数学の話、わかりやすい？そう聞いたら、すぐに頷いてくれた。なんかすごく嬉しい。



そのあと、ふざけて好きな人聞いたら、顔を赤くして曖昧な返事をしたけど、好きな人は今は教えてくれないって。



で、やっぱりクラスでなんかあったみたい。



わかってひと安心。



あと、ここから先は、俺ら教師の仕事だから！

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