一筋の光

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唯翔side



奈菜は、お葬式の日までは学校に行くと言い出した。




お葬式の準備などは、役所の方がやってくださるので問題は、ないのだが、




奈菜の心の方が心配である。




まぁ、いいだろう。俺も注意して見るようにするし、ほかの先生にも頼んでおこう。





｢奈菜、明日学校に行ってもいいよ。でも、少しでも、いつもと違う、辛いって思ったら、すぐに誰でもいいから先生にいうか、保健室に行くこと。それができるなら、行ってもいい。でも、出来ないなら許可はできないよ。
今日は、土曜日だから、明日1日考えてみて。｣



少し厳しい言葉かもしれないけど、


奈菜はこのくらい厳しくしないと必ずと言っていいほど、無理をする。



だから、今回はあえて冷たく言った。




もう、奈菜に辛い想いをして欲しくないから。

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