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｢あ〜Aがどんどん離れてく〜
どんどん皇輝先輩に夢中になってく〜｣
｢は？｣
｢檜山の胸の内代弁してやったよなんか奢れ｣
｢なんだよいきなり｣
｢好きなんだろってか好きなのは知ってるからなあ、なんて言えばいいのか｣
｢いつお前にそんなこと言ったんだよ｣
｢いい加減告れば？まあ振られるとは思うけど｣
｢それは分かんねえだろ｣
｢はい好き認めた〜〜私この耳の穴かっぽじって聞いた〜｣
食ってばっかだろ肉焼け、と無理やりトングを渡されて
みんなが楽しく水遊びをする中瑠奈にこき使われてる俺。
真横でギャーギャー騒ぐから鬱陶しくて、生焼けの肉を顔の前に差し出してやった。少し大人しくなった。
｢あの子モテんだからさあ、｣
｢なんの話？｣
｢てか切なすぎる3年近く片思いとか｣
｢お前笑ってんだろ声震えてんだよ｣
｢あら、バレた？｣
ほれほれ見てみ、なんて瑠奈に無理やり頭を動かされて、
視界に入ったのは黒田に肩を抱かれて嫌がる様子を皇輝先輩が笑って見てるなんとも言えない状況。
ふとこちらを振り向いたAと目が合う。
俺と瑠奈を交互に見て口角を上げながらこちらに寄ってくる。
『なに2人でいちゃこらしてんだよ』
｢ちょっと大事なはなし｣
『なに告白？？？』
｢ちげえよバカ｣
『瑠奈結果はちゃんと聞かせてね、うん』
｢がちで今日一段ときもいよ春川｣
『え瑠奈ちゃんもそんなこと言っちゃうの？やだなあ今日ほんとに命日かもしれない。いや皇輝先輩の家行くまで死ねないって決めてるからやっぱり命日じゃない』
｢ああもううっせえな ｣
｢嫉妬すんなって檜山｣
『嫉妬してるのね〜かわいいね〜ばいばい！！！』
散々場を乱したかと思ったら、
颯爽と皇輝先輩のところに戻っていく。
思わずため息が出てしまう。
｢こりゃ勘違いのオンパレードだね｣
｢お前のせいだから｣
｢そんな怒んなよ｣
ふと目を向けたら
これでもかというほどの笑顔を見せるAに
無意識にまた出てしまうため息。
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さぎり(プロフ) - このお話大好きです😭💞💞よければ続きをお願いしたいです😭😭😭 (2022年12月3日 12時) (
レス) @page37 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なそそ
| 作成日時：2021年7月4日 1時
