lac ページ32
・
『え、やるじゃんゆうじんすずき。いつから？』
｢2週間くらいまえかな。Aちゃんにも言っといてよ。だって｣
『は〜〜偉そうにリア充報告ですか』
あの後、少し経ってから教室に帰ったらもう颯太は居なくて、予定通り星輝を待ってたらウトウトする間もなく、おまたせ〜って手をユラユラさせて登場した星輝。
お腹も空いてたし、特にすることも無かったからと
お腹を鳴らす星輝に笑いながら帰路に着く。
｢、ちょっとさ。質問してもいい？｣
『ん、？どうしたの』
｢皇輝のことは、もういいの？｣
『皇輝のことってなによ。笑』
｢好きだったじゃん。｣
『そうだよ、好き、だったの。』
｢今はもう好きじゃないってこと？｣
『当たり前じゃん、』
｢、なんで嘘つくの。ねえちゃんも皇輝も。｣
『、星輝さ。』
好きになっちゃいけない人のこと、
好きになったことある？
私がそう問いかけた途端ピタッと立ち止まる星輝。
不思議に思って前を向いたら
運がいいのか悪いのか目の前の信号が点滅し始めていた。
｢俺は、。 俺がずっと好きな人は、｣
｢多分、無理に決まってんだろって
みんなに笑われちゃう人だから。｣
『そうなの、？』
｢でもね、。可愛いんだよ。｣
すっごく可愛いの、。
やけに楽しそうな星輝から目が離せずにいたら
いつの間にか信号が青になってて、
行くよ。って星輝に手を取られてまた点滅し始める信号を見ながらさほど長くない横断歩道を走る。
『叶うといいね。星輝、』
あっという間に家に着いて、
玄関の扉を開けながら出た私の言葉にぼそっと何かを呟く星輝。
『え、？なんて？』
｢なんでもない｣
『なによ気になるじゃん。』
｢ねえちゃん馬鹿だから言ってもわかんないよ｣
『小僧オムライス卵抜きにしてやろうか』
`
`
” 叶うかは全部ねえちゃん次第だよ。”
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 664人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なそそ(プロフ) - ucst0307さん» うわあもうまさに私がお届けしたかったのがハラハラきゅんきゅんなのでめちゃめちゃ嬉しいです(;_;)是非是非！読み返して頂けたら幸いです、！お付き合い頂き有難うございました!! (2021年4月1日 15時) (
レス) id: 98a4674b54 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - はるかさん» 本当に嬉しいです、！あまり更新出来ていない時期もありましたが最後まで読んで頂けたらと思います！お返事遅れてしまって申し訳ありません(><)お付き合い頂き有難うございました!! (2021年4月1日 15時) (レス) id: 98a4674b54 (このIDを非表示/違反報告)
ucst0307(プロフ) - ついに終わってしまいましたね（ ; ; ）ずっとハラハラきゅんきゅんしながら読ませていただいてました！絶対読み返します！ありがとうございました！！ (2021年4月1日 12時) (レス) id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 作者様のお話、ordinaryがほんとに大好きでいつも楽しく読ませて頂いています！更新楽しみにしてます。これからも頑張ってください！！ (2021年3月21日 13時) (レス) id: ba6e4ad784 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - あおおおおんさん» やばいですか！？？ありがとうございます！！（？）更新頻度はあまり高くないですがこれからも読んで頂けると嬉しいです(><) (2021年3月7日 15時) (レス) id: 9bade5f072 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なそそ
| 作成日時：2021年1月23日 15時
