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luminous ページ12








あ、忘れてた。


体育祭も毎年作ってるお弁当。今年は希咲が来るだろうから皇輝の分はいらないと思ってたけど、さっきの皇輝達の会話を思い出して、もう一度お店を見て回る






「俺の分も作ってよ」


「颯太はおばさん来るでしょ?」





黙って母ちゃんのご飯食ってな、と何センチも高い颯太の頭を撫でてやると、その私の手を取って自分の手に絡める颯太







「え、どうした?」


「寒い」


「季節感バグってる?まだ9月」


「明日俺何人に告られるかな」


「話題変えすぎ。あと、やめな自分でそうゆうこと言うの引かれるよ」


「去年も結局ハチマキ上げたのAだし」


「私が欲しいって言ったみたいな言い方したけど全然違うからね?メルカリで売ってやろうか?」







去年の体育祭のあといつもの様に理由もなしに家に来た颯太。

見送った後部屋に戻ると机の上に置いてあった
” 1の3 4バン!内村ソうタ” と乱雑に書かれた緑色のハチマキ






なんで置いてったのか、と問い詰めた時なんの事?としらばっくれた颯太の顔は今でも忘れられない









袋に詰めて、2人で来た道を戻る
時間も時間だからか少し肌寒い





自然と話題はさっきと同じ去年の体育祭








「AはAで数人からハチマキ押し付けられてたしね」


「そうだっけ?内村の印象強すぎて覚えてねえわ」


「やった俺いちばん〜〜」


「今年は星輝にもらおうかなあ」


「俺のも貰ってよ」


「やだよ。女子の視線痛いの」







颯太のハチマキ貰いたい子なんていっぱいいるよ〜とお店を出てからも繋がれていた手を振りほどくと






「わっ、あぶな」



ぐいっと強く腕を引っ張られてよろけた私を受け止める颯太の大きな体




「俺もにんげんだよ」


「知ってる。どうした?」


「だから、傷ついたりするんだよって」


「どこに傷つく場面あった?」


「… 好きな子に拒まれてんの俺」


「、あ それはごめん」








いつになく真剣な颯太の表情に目が離せなくなる





「、A以外に渡す予定無いから」









そう呟いた颯太の背中を見るので精一杯だった









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なそそ(プロフ) - カスミソウさん» 細かいところに注目して頂けてとても嬉しいです(;_;)とても励みになります、、!!有難うございます。頑張ります!! (2021年3月21日 16時) (レス) id: 9bade5f072 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ(プロフ) - 平塚くんの「堂々と好きでいていいんだよ、」という言葉がなんかいろいろ心に響きました、、ordinary大好きです!焦らず、作者様のペースでゆっくり更新まってます!大好きです。 (2021年3月15日 10時) (レス) id: 6db1a71cd8 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - たぬらさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです、、後数週間は頑張れます有難うございます、!少しでも多くお話を書くよう心がけるので是非これからも読んで頂けると幸いです、! (2021年1月10日 5時) (レス) id: 1a9c982c73 (このIDを非表示/違反報告)
たぬら - 続きが見たくてしょうがないです、、、。 (2021年1月8日 13時) (レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なそそ | 作成日時:2020年11月30日 2時

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