Doux ページ29
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醜い争いにマウントを取り始めたのか、颯太が私の背後に回ってバックハグの様な状態になりながらAの本命は俺だよ〜〜 と元々私の家にあった予備の鍵をゆらゆらさせる。
「内村うるさい便乗すんな早く帰ろ。」
「んー、 今日飯食いに行こーよ」
「もう毎日行ってんじゃん」
「ここまで来るとカップル」
「はいはいそうだね〜」
そんな会話をしながら、私達のことなんて見向きもしないで、まだまだ続きそうな織山と黒田の喧嘩を放って階段を下りる。
「… 本気だって言ったらビビる?」
「何の話?」
「俺がいつもAに好き好き言ってんの、」
「よくわかんない、完全に友達枠だし。」
「どうやったらその友達から抜け出せんの?、」
「、… 颯太」
少し前を歩いていた私の袖をきゅっと掴んで立ち止まり何かをこらえるように俯く颯太に、私なんか好きになっちゃダメだよ。と顔を覗き込みながら呟く。
「なんで?」
「どう考えても普通じゃないじゃん私、」
家族、血の繋がる兄が好きだなんて絶対普通じゃない。それは自分が一番よく分かってること、
「普通とかそんなんどうでもいい。」
もう見てらんない、皇輝と希咲のこと見てるAの顔見る度に、 俺なら 俺だったらって、自分でも嫌になるくらい気づいたら皇輝のことめっちゃ恨んでる。
普段とは違った真剣な声に何も出来ずにいると、突然視界が真っ暗になり、いつもと変わらない落ち着いた匂いに、抱きしめられていることに気づく。
「、やっぱ好きだよ。 」
いつもは背中をとんとん と2回叩けば離れる合図なのにいつもの様に離れてはくれなくて、先程よりももっと強い力で抱きしめて、 ほんとに大好き、と繰り返す颯太に ありがとう と抱きしめ返すことしか出来なかった。
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少し前になるのですがお気に入り登録者様300人ありがとうございます、、!!
遅れました!!あけましておめでとうございます!!
散々ふざけ倒していた作者ですが受験まで日数もかなり減ってきて 、さすがの私も少し焦っております!!(遅)
ここからかなり更新頻度が減ってしまうかもしれませんが、(とか言って本当に少なくなったことはあまり無いと思うのですが、!!)受験終わったら即ここ飛んできてお話書かせて頂くので暫く待っていただけると幸いです。
これからもよろしくお願い致します !
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なそそ(プロフ) - カスミソウさん» 細かいところに注目して頂けてとても嬉しいです(;_;)とても励みになります、、!!有難うございます。頑張ります!! (2021年3月21日 16時) (レス) id: 9bade5f072 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ(プロフ) - 平塚くんの「堂々と好きでいていいんだよ、」という言葉がなんかいろいろ心に響きました、、ordinary大好きです!焦らず、作者様のペースでゆっくり更新まってます!大好きです。 (2021年3月15日 10時) (レス) id: 6db1a71cd8 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - たぬらさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです、、後数週間は頑張れます有難うございます、!少しでも多くお話を書くよう心がけるので是非これからも読んで頂けると幸いです、! (2021年1月10日 5時) (レス) id: 1a9c982c73 (このIDを非表示/違反報告)
たぬら - 続きが見たくてしょうがないです、、、。 (2021年1月8日 13時) (レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なそそ | 作成日時:2020年11月30日 2時