君と過ごした数日が未来に出会いを生んだ。[オリジナル] (ページ18)

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十七話　恋ジンクス10つ目の物語ページ18

休み時間少し騒がしいなと思った結と勇人は廊下に出て様子を見ると雷鬼が大声で教頭先生のことを人に聞き回っていた。
雷「おい！お前教頭先生が占い師ってしってるか？」
生徒A「あ、あぁ」
すると雷鬼が生徒A君を揺さぶり始めた
雷「当たるのか？」
生徒A「あ、当たるよ～...だからやめてくれ～...」
太「おい、やめろよ雷鬼、A君が嫌がってるだろ！」
雷「おい、太陽、教頭先生はどこだ～？！」
太「知らねぇよ」
結「どうしたの？橘くん？」
結が来て尋ねると雷鬼が結の手をとってカッコつけていった。
雷「愛川さん、教頭先生がどこにいるか知らない？」
結「えっと。あの、手を離し...」
すると勇人が怒っていった。
勇「知るかボケー！結の手を離せ」
雷「くそー！どこ行ったんだよ！教頭先生は！」
教頭「こんにちは、探してるのは私かしら。」
雷「か、叶井教頭先生！お願いがあります！」
そして、放送室に移動して雷鬼は内容をいった。
教頭「あら、じゃあ、葉蝶さんが言ってた男の子ってあなた？」
雷「言ってた？」
教頭「実はね、最近保健室でね暗かった葉蝶さんがいきなり明るくなって聞いたのすると。」
教頭「大切な友達ができたといってたわ」
雷「えー？！」
教頭「あなたたちは結ばれるわ。でも他のことで少し気がかりなことがあるの。」
雷「気がかりなこと？」
教頭「実はね、菫さんの読んでいる物語はこの学園についての物語なの。」
雷「学園についての？」
教頭「ええ、それはね、学園ジンクスを探し求めるのとまるで一緒でしょ？あなたも引っ掛かってるはずよ。」
雷「はい、あの物語どこか誰かと似てたんです。」
教頭「あの物語で繋がりを持つカップルは残念ながら、一人も結ばれたことはなかった。」
雷「え...それってもしかして。」
教頭「学園恋ジンクス10つ目はこの学園には物語とつながるカップルが必ず現れて、不幸に終わってしまうの。でもそれを防ぐにはひとつだけ九つ目のジンクスにかかるの。」
雷「それは？九つ目のジンクス、恋の星の実...」
教頭「そう、普段は食べないけどねそれを半分に分けて二人で食べるの。それで成功したらいいわ！」
すると雷鬼は真剣な顔でいった。
雷「失敗はあるんですか？」
教頭「もしも、失敗したら死んでしまう。そして、次の日にはすべての人の記憶にその人たちの存在が消える。」
雷「そのカップルが誰なのか教頭先生はしってるんですか？」
先生はうつむいて
教頭「知ってます。残念ながらそのカップルの人たちの名は...」