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A「いい？優太？？今から言うことを
私と約束してください。」
岸「何？」
A「”好きだよ”って軽々しく女の子に言わないことを
私に誓ってください。」
岸「何でだよ。笑好きじゃダメなの？」
A「そういうこと誰にでも言ってたら優太は
ただの人垂らしになっちゃうからね？」
ただでさえ優太は愛されキャラで既に
多くの先輩に愛されてて人垂らしキャラやってるのに…。
今は男の先輩にモテてるって感じだからいいんだけど
これがもしも女子とかにモテてたら…怖い怖い。
しかもこの人の1番怖いところって、
自分がモテてる自覚がないところだよね。
岸「誰にも言ってるわけじゃないからね？
Aだから言ってるんだよ。」
あーーー！！余計に苦しくなるようなこと言わないで！？
片耳にイヤホンをつけているから音楽が聞こえてくるはずなのに
音楽どころか優太の声と自分のドキドキの音しか聞こえてこない。
A「もう私は帰ります！！！！さよならまたね！！！！」
イヤホンの片耳を返してもらうことも忘れて
私は家に帰って行った。
そういう思わせぶりなことしといて
どうせ優太は私のこと何とも思ってないんでしょ？
ただの思わせぶりとか1番タチ悪いんだからね！！！！
早く優太のことは諦めて新しい好きな人作らないと
やっていけないよ…
いや、その必要はないか。
私の恋人はお仕事だもんね。
＊＊＊
次の日。
私はロック画面をいつもとは違うロック画面に設定して
仕事場に向かった。
今日はいよいよドラマの撮影が始まる。
クランクインの日です！！
撮影現場に行くとそこには既に紫耀と大志くんがいた。
A「2人ともおはよーっ！」
中川「あ！おはようA！」
平野「お、おはよう、！」
A「何でそんなぎこちない感じなの？笑」
中川「撮影緊張してるみたい。笑」
A「えーっ！紫耀の事だから大丈夫だよ！
もしも演技で悩んだら私たちのこと頼ってくれればいいし！
ね？大志くん！」
中川「そうそう！」
＊＊＊
平野side
は〜〜〜困った。
あの衝撃のデビュー会見から数日が経っているにも関わらず
ずっとAのことが頭から離れない。
ずっとモヤモヤする。
今までずっと一緒にAと過ごしてきてこんな気持ちに
なった事なかったのになぁ。
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作者名：ゆうか | 作成日時：2022年9月7日 21時
