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平野「でしょ？やっぱり辛いんだよ。」
紫耀は何を知ってそんなこと言ってるの…
A「でも、それがどうしたの…？」
平野「せっかく俺たち好き同士なんだし、
この撮影期間だけでも付き合わない？」
衝撃だった。
紫耀からまさかそんなことを言われるなんて思いもしなかったから。
A「え、え、え…！！？！？
待って、紫耀……？
私なんかと付き合っていいの…？」
紫耀の隣に立つなんてそんな恐れ多い…
恐れ多いからこそ、この数ヶ月だけでも付き合おう！なんて
私の口からは口が裂けても言えなかったのに
それをさらっと紫耀は言ってしまった。
平野「Aじゃないとダメだから。
撮影期間、俺と付き合ってください。
……これでどう？」
紫耀は真剣な顔をして私の目を見た。
これは遊びじゃなくて本気。
目だけでその気持ちが伝わってきた。
そうだよね…
撮影期間、紫耀のことを好きになるって言い始めたのは
私の方からだった。
A「……よろしくお願いします」
私は紫耀の手を取った。
これでいいんだよね。
優太のことなんて忘れよう。
紫耀の事で頭をいっぱいいっぱいにしよう。
平野「やったーーー！！」
さっきの真剣な眼差しとは一転、子どものような無邪気な笑顔で
彼は笑った。
A「あーー！ちょっと！紫耀！？
喜んでる場合じゃない！！肉が！肉が！！」
さっき網の上に並べた肉は真っ黒こげになってて、
まるで炭みたいになってた。
平野「これはさすがに食べれないね……」
A「私もちょっと無理かも…笑
焼き直そっか笑」
私たちは新しいお肉を注文してまた網の上に並べた。
今度は焦がさないようにね。って笑いながら。
その日は2人で笑顔に包まれたまま肉をとにかく食べまくった。
とっても幸せな時間だった。
＊＊＊
岸side
Aとレッスンしたあの夜から数日が経った。
今日は俺は海人と廉ととあるご飯屋さんで昼ごはんを食べている。
�盒供峇澆�んがドタキャンしないの珍しいね」
永瀬「ドタキャンせんかった罰として
今日の昼ごはんは奢ってもらわなね。」
岸「いやいや！普通逆でしょ！？」
�盒供峙佞辰堂疹�
ドタキャンしないのが普通でしょーーー」
永瀬「で？話って何なん？」
そう。
今日は海人と廉に話を聞いてもらいたくて
この場所に集まってもらっている。
岸「あのさ……
紫耀とAってどんな関係なの…？」
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作者名：ゆうか | 作成日時：2022年9月7日 21時
