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ただイヤホンを返してもらうだけだったのに
こんなに話が盛り上がれちゃうのはこのメンツだから。
何だかとっても幸せだなぁ。
平野「幸せ噛みしめてる顔してる。笑」
A「うるっさいなぁ。笑別にいいでしょ？笑」
そんな私の顔を見て紫耀は私の隣でニヤニヤしている。
岸「とりあえずこれ返すから！
たまには息抜きしろよ！」
A「ありがとね。大丈夫だからその事なら！
私ディズニーの時に優太に怒られて色々学んでるし！」
岸「本当に学んでる…？！
………昨日の夜、イヤホン返そうと思ってAの家行ったら
Aいなかったけど。」
昨日の夜ね…。
A「昨日は1日中撮影してたから
家に帰るのが遅くなっちゃったの笑」
あれ？でも優太がインターホン押してたなら
インターホンの履歴に優太の顔が残ってるはずだよね？
そんな履歴あったっけ…
岸「どうせ昨日も夜遅くまで仕事してたんだろ？
たまには休まないと。
息抜きに俺と遊びに行く？」
優太からそういうお出かけに誘ってくるの珍しいじゃん。
でも。もう私には…。
紫耀がいるから。
いっぱい振り回されて苦しい思いするぐらいなら
自分のことを思ってくれてる人を思った方が
絶対幸せになれる。
数ヶ月間だけの幸せになっちゃうけど。
A「うーん…行きたいところだけど
しばらくはお仕事が忙しくて出かける暇も無いかも笑
誘ってくれたのにごめんね」
そう言って無理やり口実を作り優太と出かける約束を
しないようにした。
岸「…そっか。」
�盒供�Aの息抜きなら俺が一緒に行くから！」
岩橋「何で海人ばっかり〜！？
次は俺に譲ってよね！みんなっ！！」
永瀬「仕事が忙しくて出かける暇がない言うてたやん笑
さっきのAのお話聞いとった？」
A「みんなごめんね…笑」
昨日の夜、優太来てたのか…。
インターホンに残ってない優太の履歴。
もしもだよ？
もしも、あの時、紫耀を抱きしめていた時に
優太がタイミング良く私の家に来てて
あの光景見てたとしたら…？
そんなタイミング良すぎること流石にないか。笑
ドラマの世界じゃないんだし。
もしも見てたなら誤解を解かないといけなくなっちゃうけど。
ｶﾞﾁｬ
すると急に楽屋のドアが開いた。
その途端楽屋に入ってくる人物にみんなが注目する。
あれ？こんなに楽屋広かったっけ？
気づけばみんな楽屋の隅っこに固まって
ぎゃーぎゃーしてた。
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作者名：ゆうか | 作成日時：2022年9月7日 21時
