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HARU side
今日で「今」の活動は終わり。
長かったようで、短かった。
いろいろな出来事が起きたこの活動期間。
オッパとのデートから、一週間が経っていて、オッパ達も音楽番組で、一位を取っていた。
今日も、最高のステージを
パフォーマンスを
大好きなShinyに届けよう。
そう決めて、ステージに立つ。
この暗い歌詞は今の私には合わない。
そう感じて、この一週間で、後半部分の歌詞を今日のためにアレンジした。
♪〜
私はこの世界の光になれたのかな
だから、君に隠してた気持ちを伝えたの
でも、私はまだ十分輝けてないから
そっと伝えることにします
好きだよ
好きだよ
好きだよ
好きだよ
どれだけどれだけ
愛してるか
こんなにこんなに
愛してるの
どれだけどれだけどれだけ
伝えたかったか
〜♪
最後は嘘のない笑顔で泣かずに終えれた。
なんだか、完全に恋愛の歌になっちゃったけど…
ちゃんと伝わったかな
オッパ大好き。
大きな歓声と拍手の中で終わった収録。
私はすごくスッキリした気持ちで楽屋までの廊下を歩いていた。
⁇) あの、HARUさん。
まだ、私は人に慣れてない。
そう急に声をかけられた時にうまく体反応した。
⁇) ちょっと来てください。私はこの番組のスタッフです。ここだけの話、この番組からのサプライズがあるんですよ。
A) あ、そ、そうなんですか。
スタッフ) はい!なので、ちょっとついてきて欲しいんです。
A) あ、分かりました。
スタッフ) ありがとうございます。じゃあこの目隠しをしてください。
A) は、はい。
私の視界が暗くなって、手を引かれたままされるがままについて行く。
やがてドアの閉まる音が聞こえて目隠しが外された。
でも、その部屋も真っ暗で倉庫だろうか、埃臭かった。
ガチャン(鍵の閉まる音
A) あ、あの、、ここはどこでしょうか?
私は嫌な予感がした。
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作者名:ソナ | 作成日時:2023年4月23日 13時