出口を作ってくれた貴方へ〈ありがとう〉2 《JH》 (ページ11)

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JH side

嫌な予感がした。

Aは大丈夫だろうか。

お願いだ。

間に合ってくれ。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ📱

着信:ディノ

DN ) 《ヒョンッ！！いました！！2階の奥にある倉庫です！！》

JH) 2階の奥？？分かった。すぐに行く。

ここは幸い2階だ。

俺は走って奥の方へと向かった。

JH) 倉庫、、ここか。

中から、Aの声がかすかに聞こえた。

扉を開けようとするも、鍵がかかっていて開かない。

お願いだ。開いてくれ。

俺は渾身の力を込めて、体当たりをした。

もともと古い扉だ。

思っていたよりも簡単に開いた。

JH) Aっ！！

そこには顔色も悪く、息も絶え絶えなAが倒れていた。

側に注射器が落ちている。

A) おっ、ぱたす、けて

JH) おいっ！しっかりしろっ！！

だが、Aは俺の腕の中で意識を手放した。

そこから、俺はただAの名前を呼ぶことしかできなくて、男は後から追ってきたミンギュや、バーノンに取り押さえられていた。

ディノが救急車を呼んでAは病院へと運ばれた。