今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:2,083 hit
小｜中｜大
シンデレラ ページ37
真央side
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
イ｢真央！屋上行くぞ！｣
廊下を歩いていたら、イズが突然そんなことを言ってきた。
真｢は？なんで…｣
そう言いながら外を見ると、空から白い雪が降っていた。
その後、陸人や菊池さん達も連れて屋上に行った。
ユ｢ちょーきれいじゃない？写真撮ろー！｣
真｢絶対風邪ひく…｣
イ｢積もるかなぁ！｣
陸｢この量じゃ無理な気がするけど…｣
叶｢綺麗だし、まあいいよ！｣
さ｢うんっ！｣
女子3人は、俺達より先に進み柵に手を置いた。
イ｢みんな楽しそうだな。｣
陸｢うん、良かった。｣
2人は、目を細めて笑った。
真｢2人もな。｣
陸｢真央も早く彼女つくれよ、モテるんだから。｣
イ｢さっちゃんとかは？お前らお似合い！｣
真｢まぁ……そのうち、ね。｣
幸せな色に染まるこいつらは、知らない。
誰も気付かない。気付いてはくれない。
人前では綺麗に飾り、
｢幸せだなぁって！｣
決まった時間に姿を消す、
｢あ…私、もう帰らないと！｣
そんな"シンデレラ"みたいな彼女の、
｢じゃあねっ！｣
本当の姿を。
──ガタガタガタ…ドタン！
陸｢！？｣
ユ｢何の音！？｣
誰も気付かない。
イ｢え……｣
叶｢！さっ────｣
気付いては……くれない。
真｢愛生(あおい)！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：☆Cirno☆ | 作成日時：2018年11月4日 14時
