帰国してから恐ろしい程愛されてるんですが

謎の多い隣人 ページ3

一通り掃除を終えた私達は外に出た


ア｢お姉ちゃんおなかすいた〜｣

『そうだね〜、アリスちゃん何食べたい？』

ア｢なんでもいいよ！｣

『じゃあ適当にぶらぶらして決めよっか』

ア｢うん！｣


ふと何処かから視線を感じ、辺りを見渡した

すると工藤家の門の前に立っていた茶髪で細目の男性がこちらを見ていた

え、誰？

新一君って確か一人っ子だからお兄さんなんていなかったし……

とりあえず挨拶しとこ。


『こんにちは。隣の家の雁瀬です。

引っ越してきた訳じゃないんですけど、

家の事情で八年ほど家を空けてまして……』

｢そうでしたか。今工藤さんの家に住ませてもらっている沖矢昴と申します

どうぞ宜しくお願いしますAさん｣

『はい。……ん？』


あれ？何でこの人私の名前知ってるの？

もしかして何処かで会ったことある？

いやでも私結構記憶力良い方だし、

ましてやこんなイケメン見た事あったら絶対覚えてるだろうし←


『あの、もしかして以前何処かでお会いしました？』


私がそう尋ねると、彼は少し間をあけて、


沖｢さぁ？どうでしょうね｣


と言った。


ア｢お姉ちゃあん…｣

『あ、ごめんねアリスちゃん。

じゃあ沖矢さん、失礼します』


軽くお辞儀をして歩き出す。

いや〜、アリスちゃんの上目遣い&服の袖ギュッっていうのには流石に負けるわ〜

言っとくけど私ロリコンじゃないよ？

普通に妹想いなだけだからね？←

沖矢さんの横を通りすぎた時、


沖｢今度二人っきりで話をしましょう。

貴方とは昔から話したいと思っていたので｣


小声ではあったが、確かにそう言っていた


“昔から”


ってことはやっぱり何処かで、しかも何度か会っていた？

私の沖矢さんに対する疑惑はどんどん大きくなっていった。

イケメンとの遭遇率高杉→←帰国しました

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