帰国してから恐ろしい程愛されてるんですが

ヤンデレって善者なのか偽善者なのか分からない ページ18

『ふぁ〜ぁ……あれ、今何時？』


目を覚まして時計を見ると、もう六時半になっていた

やばっ、完全に寝てた

早く御飯の支度しないと……


『ブランケット……アリスちゃんがかけてくれたのかな？』


慌ててキッチンに行くと、何やら良い匂いがしていた

この匂いは……肉じゃが？


ア｢あ！お姉ちゃんおきた！｣

『アリスちゃん、起こしてくれても良かったのに……。』

ア｢いーの！私がそうしたほうがいいと思ったから！｣

『そっか……ねぇアリスちゃん、

あの肉じゃが、誰が作ったの？』

ア｢昴さんだよ！つくりすぎたからおすそわけにってくれたんだ！

お姉ちゃんにブランケットかけたのも昴さんだよ！｣

『沖矢さんが？そうなんだ、今度沖矢さんにお礼言いに行かなきゃね』

ア｢アリスも行く！｣

『ふふっ、じゃあ二人で行こうか』

ア｢わーい！｣


赤井さんってしつこいけど何だかんだ言って優しいよな。

勝手に彼氏宣言するのはやめてほしいけど

それから肉じゃがを食べながら他愛のない話をし、風呂に入りと通常通りに過ごしていた

アリスちゃんはもう就寝し、私が髪を乾かしている時だった。

ジョディさんからLINEがきて、明日から学校に行けるとの事らしい。

おいおいちょっと早すぎやしやせんかねジョディさん。

だって制服まだ届いてなi…


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


……。


『はい…ジョディさん？』

ジョ｢ハイA、夜遅くにごめんなさいね。

制服届けにきたわ｣

『マジですか！？ありがとうございます！

こちらの台詞ですよ夜遅くに届けてもらって本当に申し訳ない…』

ジョ｢気にしないで。それより貴方……

相変わらずモテモテなのね。

盗聴器二つもつけられる程｣

『ナンダッテ？』

ジョ｢え？だから盗聴器二つも……A？

大丈夫？顔凄く怖いわよ｣

『あんの野郎共またいらんモンつけて帰りやがった…』


赤井さんにお礼、は言うけど文句も言ってやろう。

そして降谷さんは絶対またその内来るからその時にぎゃんぎゃんと吠えてやろう。


ジョ｢……よく分からないけどあまり無理しないでよ？｣

『ハイ、無理はもう絶対しません。

したくありません』

ジョ｢ならいいわ。明日から学校だからもう早く寝なさい｣

『はい、ありがとうございますジョディさん。

わざわざここまでしてくれて…』

ジョ｢アリスにも伝えといてね｣

『はい！ジョディさんもおきをつけて』


ジョディさんの車が走り去るのを見届けて、私はベッドに倒れて眠った

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