帰国してから恐ろしい程愛されてるんですが

言っていいのかその秘密 ページ15

どれ位走っただろう

工藤邸からはかなり離れ、人気のない路地裏で私達は立ち止まった


『はぁ……ここまで来たら流石に大丈夫でしょ…

ありがとうございます安室さ…』


んん？何か……アレ？

安室さん顔がとてつもなく怖いぞ。

昨日の夜もそうだけどそれ以上っていうか、

目で人を殺せるレベルで怖い←


安｢あれほど言ったのにまだ懲りないんですね｣

『ちょっタンマタンマ！

私が会いに行ったんじゃなくて彼が勝手に……

安室さん？聞いてます？』


安室さんは無言で詰め寄ってくる

メンタルの強い私でも真面目に怖いと思う程冷たい目で見下しながら

どうしようこのままだと私死ぬんじゃないのか

死にたくない、まだアリスちゃんと仲良く暮らしたい。この世には未練がたくさんある！←

そうだ私が何か質問すれば！


『あの安室さん、何で私がおまわりさんって叫んだ時走ってきたんですか

安室さんって探偵ですよね？』

安｢……ええ探偵もしてます｣


探偵も？本職じゃないって事？


安｢Aさんは僕の未来のお嫁さんなので教えてあげます｣

『ウソダドンドコドーン(棒読み)』


何故か壁ドンしてきた安室さん。

アレか、カッコつけか。分からなくもない。←


安｢僕は本当は安室透なんかじゃありません。

警察庁警備局警備企画課所属、降谷零。

これが本当の俺だ｣

『あ、一人称と話し方が変わった。

んーと……それって確か公安警察でしたっけ？

パパとママから聞いた事あります、ブラック企業だって』←

降｢……まぁ間違ってはいないが｣


あ、ほんとにブラック企業なんだ。


『……で？何でそんな怒ってるんです？

まさか私があか…ゲフンゲフン、沖矢さんに門ドンされてたからですか』

降｢そのまさかだが……今、赤井と言いかけたな｣

『あり？あむじゃなかった降谷さん知ってるんですか？』

降｢知ってる。俺が殺したい程憎んでいる奴だ｣

『何やらかしたんだよあの人』

降｢……気にくわないな｣

『は？』


おいやベーぞ、降谷さんのどす黒いオーラが悪化してんぞ。

なんなら死神召喚してきそうな勢いなんだが。


降｢お前は最初からあいつが赤井だと知ってたのか？｣

『いんや〜、あの人がわざわざ家にまで来て暴露したんですよ。』


そしてアンタが来たと同時に戻ってきてハイ修羅場の完成。大迷惑でした。


『どーでもいいけどそろそろ帰らせて下さい

警察が路地裏でJKナンパとか洒落になんないので』

安室さんの本性が意外と怖かった→←壁ドンならぬ門ドン

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