ランペの紅一点は壱馬のカノジョ

嫉妬 ページ9

あの喧嘩が起きてから1ヶ月。
俺たちは特に何も無く平和に暮らしてたんやけど、
今日、問題が起きました。
個人の撮影が終わって楽屋に戻ったら何故か怒っとるA。
何があったんや。

壱｢A〜｣

『…』

壱｢A？｣

『…』

壱｢A？どないしたん？｣

『…』

なんぼ話しかけても無視。
一言も話してくれへん。
でも俺は諦めへんで。

壱｢A、何で怒っとるんか言ってくれな分からへん｣

『……………プリレジェ』

壱｢え？｣

『…………プリレジェ』

『壱馬、壁ドンしてた…』

え？まさかの嫉妬??
めちゃくちゃ嬉しいんやけど
嬉しいんだけども、先に機嫌を直さんとな

壱｢A？確かに壁ドンした。
でも、それは演技やから。
俺がしたくてしたわけちゃう。
正直、俺だってAが俺以外の男と共演するのは嫌や。
でも、そんな俺のわがままでAの仕事を潰せない。
Aも一緒やろ？
俺が女の人と共演するから出んといてって言える？｣

『ﾌﾘﾌﾘ』

壱｢やろ？それと同じや。
それに心配せんでも
俺がしたいって思うのはAだけやから安心し。な？｣

『ｺｸｯ』

壱｢ええ子や｣頭ナデナデ

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