だいすきな彼はきょうもツンツンです！！【伊藤真司】

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伊藤side
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教室の前までくると









『もう1人、トゲトゲのツンツンがくるけどその人も友達だから、喧嘩うっちゃだめだからね？！』









佐｢オケでス！！！｣









え…… 今のってAちゃんだよね…









ｶﾞﾗｶﾞﾗ









伊｢…Aぢゃん… トゲトゲのツンツンて…｣









トゲトゲのツンツン…









その通りだけどそう言われるとすこし悲しい…









『聞いてたの？？！』









佐｢あ、この人ッスか！ おはようございます！｣









伊｢あ、おはよう…… Aちゃん、大丈夫…気にしてないからサ…｣









なるべく元気に言うけど 目合わせられなかった









『違うの伊藤くん 伊藤くんの髪型珍しくてすごいなぁっていう意味で…』









あ、そうなの？！









伊｢あ、おれてっきりダサいとかわかりやすいとかそういうことかと…｣









三｢ダセェって。 さっきAコイツらと話しながら大爆笑してたぜ｣









三橋が佐川とか言う人を指さしながら言う









伊｢え！！！｣









慌ててAちゃんの方を見る









『え？！は？！嘘だよ！伊藤くん、私そんなこと言ってないよ！』









佐｢Aさんに伊藤さんのこと大事な友達だから喧嘩売るなって教えこまれてただけっスよ！｣









伊｢教えこまれてた？！ Aちゃんなにしたの！｣









『違うよ！！ いや、大事な友達っていうのはあってるけどなにも、喧嘩とかはしてないし！』









大事な友達…か









伊｢…そっか そう言って貰えて嬉しいよ｣









安心した とりあえず髪型ダサいとか言われてたら変えようとも思った









『うん…だから 安心してね？！』








伊｢おう！ 佐川も よろしくな！｣









佐｢はいっス！｣









その、っス！っていうのいいな笑









でも 昨日のことやら佐川達のことやらなんやらで









Aちゃん まわりに距離置かれないか？









そしたら 絶対俺はそばにいよう









支えになれるように









三｢……んじゃ俺は…『……みーつーはーしー』









『何嘘こいてんじゃー！！！』









そういうと二人は教室を出ていった








まもなく









三 ｢ギャーーース！！！｣









ありゃやられたな。









にしても なんでAちゃん喧嘩強かったんだ？









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