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「亡くなってたんや。
自分で自分を失った。」
その言葉に息を呑んだ
「なんでや、なんであいつは自分で...
そう思っとったら、家族から手紙を渡された。」
そこで違和感の正体がわかった。
という
「そいつは、家族から精神的に追い詰められてた。
進路のことで何回も言い合いしてた
でもわかってもらえなかってん
そいつはな、写真家になりたかったんや
でも両親がそれを許さなかった
医者である父が。看護師である母が。
有名大学の医学部に進路を決められ、
毎日部屋に閉じ込められて勉強させられてた」
「だんだん医者になる理由も
勉強する理由もわからんくなって
ついに迎えた合格発表の日
そいつは落ちてたんや。」
「そいつは泣きながら先生に報告してきた
ごめん、先生って。
この時に気づいてあげられたら良かった。
そんな謝るな。そう明るく接した先生に
俺、みんなと卒業式できる？
って聞いてきたんや。」
「将来を、約束したかったんやろうなって
今更ながら思うわ。
卒業式できるよって言うたらほんまに嬉しそうやった
そいつは卒業式の前の日に両親に
写真家になりたいことをもう一度言った。
でも今回は否定されるだけじゃなく
何事もなかったかのように
これから通わせる塾の話や、家庭教師の話
自然に、自然にされた。」
「それにそいつは
あぁ、俺の人生は俺だけのものじゃなかった。
そう思った。
それでいても経ってもいられずに
そいつはこの世からいなくなった。」
「先生はな、好きな仕事に就けることって
ほんまに幸せなことやと思う
それをわかってくれる人がいることも
自分の人生が自分のものになることも
ほんまに幸せやって思う。」
やからさ、と言葉を続ける
「Aも好きにしいや？」
あぁ、先生には全てお見通しだ
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そら(プロフ) - 初めまして。最後まで一気に読ませていただきました。最初はドキドキしっぱなしで、いつか身を結ぶのかなって思っていたら、いい意味で期待を破られました！卒業式の日の海での会話から涙が止まらなかったです、とても感動しました！これからも頑張ってください！ (2020年8月14日 3時) (
レス) id: e28544dfc9 (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 初めまして。20話目ぐらいから大体予想が着いたのですが、切なくてそれからずっと号泣でした。最後の10話くらいから涙が止まらず、凄く感動しました。こんな泣ける小説読んだのは初めてかもしれません。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2019年2月26日 0時) (レス) id: 39265f0c80 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - みゆきさん» 完結までお付き合いくださいましてありがとうございます！具体的な感想ありがとうございます（ ; ; ） (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！ (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 完結お疲れ様です！最後�霤沈萓犬�捕まる前あたりからずっと号泣でした！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: f948add40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2018年3月20日 21時
