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「そうか！！合格したんやな！！
おめでとう！！」
家族のように喜んでくれる彼
家庭教師だった中間先生
今日は最後の日でした。
「じゃあ、卒業祝いや！
俺のヒミツ教えたる！！」
濱田先生みたいなことを言った。
「俺な、前に夢の話したやろ？
そんときの俺の最初の職業は
お医者さんやったんや」
「まあ、失敗してショックやったから
挫折って言うんかな、病院やめてん。」
先生の顔がだんだん暗くなっていく
「お医者さんゆうても、もっと言えば
精神のほうのお医者さんやってん。
誰よりも患者さんに寄り添ってあげられる
そんな人になりたかってん。
でもある一人の高校生は俺なんかじゃ
ダメやった。」
あぁ、なんとなくわかった気がした。
中間先生の診た高校生は
濱田先生なのだと
なぜかわからないが、直感でそう思った。
「今、そいつ上手くやれてるんかなとか
俺のせいで人生変わってしまったよなとか
ほんまにごめんなさいとか
夜くらいには絶対毎日思ってるんよ。」
違うよ、中間先生
『意外と、元気でやってますよ。
きっとその人、すごく中間先生に感謝してます。
ほんまはありがとうって一番に伝えたいんだと思います。』
中間先生はすこし驚いた顔をして
「そう、なんかなあ...
そうやったらええなあ」
中間先生の顔には
すっきりとした笑顔が浮かんでいた。
『中間先生、ほんまに家庭教師やってくれて
ありがとうございました。』
「いやいや、こちらこそやで。
これからも夢に向かってがんばりや。
大事なのは諦めないこと。
努力することは一番諦めたらあかんで。」
『はい、ありがとうございました。』
遠くなっていく中間先生の背中が見えなくなるまで
私は中間先生向かって頭を下げていた。
.
「こんな俺でも感謝されてるんやな...」
挫折した夢でも誰かの役には立っている。
そう考えるとなんだか心が軽くなった。
彼女のおかげで俺の過去に終止符が打てた
それと同時に
「よしっ、がんばらな！」
俺は新しい夢へのスタートを切った
濱ちゃん、ほんまありがとう。
心の中でそう呟いた。
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そら(プロフ) - 初めまして。最後まで一気に読ませていただきました。最初はドキドキしっぱなしで、いつか身を結ぶのかなって思っていたら、いい意味で期待を破られました！卒業式の日の海での会話から涙が止まらなかったです、とても感動しました！これからも頑張ってください！ (2020年8月14日 3時) (
レス) id: e28544dfc9 (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 初めまして。20話目ぐらいから大体予想が着いたのですが、切なくてそれからずっと号泣でした。最後の10話くらいから涙が止まらず、凄く感動しました。こんな泣ける小説読んだのは初めてかもしれません。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2019年2月26日 0時) (レス) id: 39265f0c80 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - みゆきさん» 完結までお付き合いくださいましてありがとうございます！具体的な感想ありがとうございます（ ; ; ） (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！ (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 完結お疲れ様です！最後�霤沈萓犬�捕まる前あたりからずっと号泣でした！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: f948add40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2018年3月20日 21時
