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昨日の重岡との件で
案の定私たちの溝は深まる一方で
私の心はズタボロで
もうどうしたらいいのかわからなくなった。
腫れた目を冷やして、学校へ向かう
向かう途中も重岡は隣にいてくれなくて
やっぱり、重岡は用意された友達であって
虚像だったのかな。そう思っていた。
私は辛くなり、
社会科準備室のドアを叩いていた。
『失礼しま.....』
そこに先生はいなかった。
普通に考えたら
会議中なのかなとか思うはずなのに
どうしてもその時だけは
先生も虚像なのかな。
そう思っていた。
『はぁ...』
深いため息を吐いて
社会科準備室を出ようと思い、ドアに向かうと
「おわっ！！」
ドアを開けた濱田先生がいた。
先生の顔を見ると急に安心して
『先生っ...』
泣いてしまった。
目が腫れることも気にせず
声をあげて泣いた。
しばらくの間、先生は抱きしめてくれていた。
私が落ち着くと先生は
「本当はダメなんやど....
ドライブ、行かん？？」
ポケットから車のキーを出してそう言った。
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先生の車の中に音楽は流れてなかった。
はずなのに、先生との間の沈黙は苦ではなかった。
「ここや、着いたで」
そこは河原だった。
『綺麗ですね、』
秋の冷たい風が私の腫れた目を冷やしてくれる。
「な？綺麗やろ？」
微笑みながら先生は言った。
「ここでな花火大会あったんや。
すっごい綺麗やったな〜...」
身振り手振りでその時の花火の綺麗さを表現するが
「いや、ジェスチャーで花火の綺麗さは
伝わらんか...」
苦笑いしながら言った先生。
そんな先生が可愛くて
『ふふっ、よっぽどきれいだったんですね。』
そう言うと先生は悲しそうな目をした。
そやな、そう言ってから
「んじゃ、次行きましょか！！！！」
また車のキーを出しながらそう言った。
車に向かって歩き出した先生の背中をみて
なぜか懐かしさを感じた。
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そら(プロフ) - 初めまして。最後まで一気に読ませていただきました。最初はドキドキしっぱなしで、いつか身を結ぶのかなって思っていたら、いい意味で期待を破られました！卒業式の日の海での会話から涙が止まらなかったです、とても感動しました！これからも頑張ってください！ (2020年8月14日 3時) (
レス) id: e28544dfc9 (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 初めまして。20話目ぐらいから大体予想が着いたのですが、切なくてそれからずっと号泣でした。最後の10話くらいから涙が止まらず、凄く感動しました。こんな泣ける小説読んだのは初めてかもしれません。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2019年2月26日 0時) (レス) id: 39265f0c80 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - みゆきさん» 完結までお付き合いくださいましてありがとうございます！具体的な感想ありがとうございます（ ; ; ） (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！ (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 完結お疲れ様です！最後�霤沈萓犬�捕まる前あたりからずっと号泣でした！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: f948add40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2018年3月20日 21時
