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演劇も成功に終わり
いよいよラストの
後夜祭がもう近づいてきた
あのとき重岡と交わした約束を
律儀に私は守っていた。
みんな好きな人と歩いたり、
友達と歩いたり、後夜祭に参加しない人もいたり
様々だった。
そんな中、重岡は本当に私なんかといていいのだろうか。
隣で今もなおニコニコしてる重岡は
なにを考えているのか全くわからない。
「ん？なんか俺の顔についてる？」
顔をペタペタ触りながら私に聞く
『いや、なにもないよ。
ただ見てただけやで。』
そっか。と言ってまた微笑む
「じゃあ、そろそろ花火やから、外行こか。」
『うん。』
"はぐれたら困るから。"
そういう名目で繋がった2人の手は
ぎこちなかった。
玄関で靴を履いているときに
「おっ、A〜！見たで！
良かったやんな！演劇！！！」
濱田先生は来た。
『ありがとうございます！すごく緊張しました〜』
「そんな風には見えへんかったわ！」
とこんな会話を繰り広げている中
靴を履き終えた重岡が来た。
「あ、濱田先生。」
「重岡！...ん？2人ってそういう...？」
少しニヤニヤしながら話す先生
もうだいたい先生の言いたいことはわかった
誤解されまいと私は精一杯否定した。
「付き合ってへんよなあ？」
重岡も、私に合わせて否定した。
「あっ、そうなんや！驚いたわ！」
誤解を解けたことに、ほっとする
すると先生は
「重岡、すこしA借りてええか？」
「え？」
「お話や、お話。ちょっとだけええやろ？」
「...はい。」
わたしには
もしかして重岡と後夜祭に行かせるのが嫌だとか
都合のいいことを考えていた。
心の底から嬉しくなった。
.
『あの、先生、お話って...？』
重岡のいなくなった玄関に
無駄に私の声が響く
「せやな、Aは花火好きか？」
突拍子も無い先生の質問に戸惑う
「先生は好きやで」
先生の"好き"に心がきゅんと反応する
「花火な、先生すごい良い思い出あってんな
でもそれは先生だけが良くて、一緒にみてた
相手にとっては最悪の花火やったと思う。」
『え？』
「先生、実は悪い人やねん。」
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そら(プロフ) - 初めまして。最後まで一気に読ませていただきました。最初はドキドキしっぱなしで、いつか身を結ぶのかなって思っていたら、いい意味で期待を破られました！卒業式の日の海での会話から涙が止まらなかったです、とても感動しました！これからも頑張ってください！ (2020年8月14日 3時) (
レス) id: e28544dfc9 (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 初めまして。20話目ぐらいから大体予想が着いたのですが、切なくてそれからずっと号泣でした。最後の10話くらいから涙が止まらず、凄く感動しました。こんな泣ける小説読んだのは初めてかもしれません。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2019年2月26日 0時) (レス) id: 39265f0c80 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - みゆきさん» 完結までお付き合いくださいましてありがとうございます！具体的な感想ありがとうございます（ ; ; ） (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！ (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 完結お疲れ様です！最後�霤沈萓犬�捕まる前あたりからずっと号泣でした！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: f948add40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2018年3月20日 21時
