その100 ページ50
東「Aはやっぱり華奢だね。」
A「自分ではそうは思いませんけどね。」
ハグってやっぱり体が密着してるから体格なんかも分かってしまうものなのか。
でもそこらの女子より筋肉はついてる(はず)。
暫くぎゅっとハグしてると、一成さんが待ちきれなかったのか声をかけてきた。
一成「アズー長いよ〜!」
東「ごめんごめん。じゃあボクはこの辺で終わりにしとくよ。ありがとう、A。」
そう言って東さんは一足先にこの部屋を出ていった。
A「はい、どうぞ。」
一成「……ん。」
A「いつものテンションどうしたんですか。」
一成「……俺だっていつもあんなテンションな訳じゃないよ。」
A「うわっ。」
一成さんにポンっと体を押されただけで、ソファに倒れ込む私。
あれ、私ってこんなに弱かったのか……?
A「あのー……」
目の前には天井と一成さんの顔。
ん?何が起きているんだ?てか最近こういうの多くないか?
何、寮内イケメングランプリでも開催してるわけ?
一成「男が多いんだから、そんな格好で油断してると食べられちゃうよ?」
いつもとは違って声が低くて、普段の一成さんからはとても想像できない。
また油断してしまっていたのか、私……。
A「んっ……。」
一成さんが首筋に顔を埋めて、軽くキスを落とす。
てかなんて声を出してるんだ私は……。
駄目だ、恥ずかしすぎて絶対顔真っ赤になってるから早く離れてくれ。
一成「次からは気をつけてねん☆」
A「は……い。」
いつものハイテンション一成さんに戻って、そのまま私を残してリビングを去っていった。
この顔と首に集まった熱をどうしてくれるんだよ……!
A「……このまま油断してると貞操が危ないな。」
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たお(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2019年9月20日 17時) (レス) id: 53376b9c98 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月20日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たお | 作成日時:2019年9月11日 22時