その94 ページ44
左京「お前ら、いつまでやってんだ。」
A「ちょっと待ってオトン。」
左京「誰がオトンだ。」
左京パパって呼んだ方が良かったかな。
あ、待ってやばいこれ雷落ちるやつだ。
夢中で万里さんと至さんとゲームしてたから時間が結構過ぎてる。
A「あ、そうそう幸さんからコスメ貰う予定だったんだ。」
万里「あ、てめこら逃げんなっ!」
上手いこと口実を作ったおかげで、私には雷が落ちなくて済みましたとさ。
***
A「てわけでこんばんは。」
幸「はぁ……馬鹿でしょ、アンタ。」
A「幸さんに言われると何故か心に刺さります。」
何か一つ一つの言葉が威力絶大だよね、幸さんって。
私の鋼のメンタルはそんな事じゃ折れないけど。
そういえば天馬さんが居ないな、こんな時間なのに変なの。
それに布やらなんやら、色々と散乱してるし。
あれだな、こんな遅い時間だしあんまり長く部屋に居たら邪魔になっちゃうし部屋に戻ろうかな。
幸「ねぇ。」
A「わっ!」
気づけば幸さんが思ったよりも近くにいて、びっくりしてしまった。
幸「無防備ってよく言われない?」
A「え?いや、別に……」
幸「こんな時間に男の部屋に行くとか馬鹿でしょ。」
両手を掴まれ、ぐっと壁に押し付けられた。
所謂壁ドンってやつ、なのかな?
A「や、あっ、え……?」
目の前で起きてる状況が理解出来ず、混乱してしまう。
幸「あんた、男1人くらいどうにかなるとか言ってたけど、俺らはそれ以上に女1人を押さえ込むなんて余裕だからね。」
確かに幸さんの言う通り、掴まれてる手を振りほどこうとしても敵わない。
幸「……顔真っ赤じゃん。」
A「……早く離してください。」
幸「はいはい。」
夜遅くに男の部屋に行くのは危険、という事を身に染みて学んだ私でした。
幸「(あの顔は反則でしょっ……。)」
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たお(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2019年9月20日 17時) (レス) id: 53376b9c98 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月20日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たお | 作成日時:2019年9月11日 22時