【A3!】完 璧 ド ー ル II

その92 ページ42

いづみ｢A〜……。｣




A｢はいはい、仕事お疲れ。｣




宿題中の私を後ろからハグしてくる姉さんを軽くあしらって、問題を解き進める。




真澄｢ずるい。俺だって監督とハグしたい。｣




A｢いやどう見たってこれ一方的ですよね。しかも向こうから。｣




少し暑苦しい気もするし、何なら真澄さんにこの人を引き渡したい。




三角｢あ〜！A三角〜！！｣




A｢ふぎゃっ！｣




急に三角さんに抱きつかれて、色気もくそもない声が出てしまった。




いや後ろからも横からも抱きつかれたら暑いって。




三角｢A、あーんして？｣




私の顔をしっかりと掴み、口を開かせようとしてくる三角さん。




A｢あ、あーん？｣




言われるがまま口を開く。




三角｢ほらっ！三角〜。｣




いづみ｢あ、これ八重歯だね。｣




A｢(あ、三角ってそういう事ね……。)｣




歯まで見てるって、相当三角ガチ勢なんだなこの人。




三角｢へへっ、俺とお揃いだよ〜。｣




A｢あぁ、確かに三角さんも八重歯ですね。｣




自分の歯なんて虫歯があるかどうかぐらいしか気にしてなかったな。




……というか




A｢暑いから離れてください。｣




いづみ｢あはは、ごめんね。｣




三角｢ごめんなさ〜い。｣

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