【A3!】完 璧 ド ー ル II

その62 ページ12

A｢……そこ、違いますよ。｣




九門｢え、どこ！？｣




A｢問1です。これ、中3の復習問題ですよね。｣




九門さんって高校生なのに中学の問題も出来ないのだろうか。




九門｢数学苦手なんだよ〜……。｣




幸｢数学も、でしょ。｣




とりあえず、かなりの馬鹿だということは分かった。




天馬｢お前、中2だろ？何で中3の問題が分かるんだ。｣




A｢ちょっとした予習ですよ。｣




天馬｢予習……。｣




A｢あ、その問題公式に当てはめた方が簡単です。｣




天馬｢あ、これか。｣




九門｢ねぇ、この問題ってどうやるの？｣




A｢……これ、ただ素因数分解をすればいいだけですよ。｣




九門｢そいんすう……？｣




A｢……まじか。｣




これ、自分の宿題が全然進まないわ。




***




真澄｢あんたに教わるのはあれだけど……助かった。｣




椋｢僕も無事に終わりました！｣




幸｢さんきゅ。｣




天馬｢理解は半分くらいは出来たな。｣




九門｢俺も俺も！｣




莇｢宿題終わらせたかったから助かった。｣




いや、あの別にこの人達を咎めたいわけじゃないんだけどね？




A｢……全然進んでない。｣




九門｢手伝おっか？｣




A｢……いや、頑張ります。｣

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