彼氏の背後霊 (ページ8)

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ふたりの思いページ8

「俺もおかしいかと思った、けどそれでもAが好き、Aが生きてるときにちゃんと出会って話して恋に落ちていたら抱きしめたりキスしたりできたのに、」

『触れられないけど付き合うことならできるよ、？』

「え、？」

『研磨は私に触れられない、私も研磨に触れられないけど付き合うことならできる、』

研磨が辛くなるってわかっててもこんなことを言ってしまう

私ってなんでもっと頭が回らないのかな

「付き合おう、おれもそっちに行くから」

そう言って彼はナイフを持ってこっちに来る

『研磨やめて！』

「やめない、Aが霊なら俺も霊になる。そうして触れる」

『研磨やめて！』

『、私がこっちの世界にまた降りてくるとき、神様に言われたの、今生きてる人の未来は変えてはいけない、それが約束、だから研磨が死んでしまっても私は未来を変えてしまうことになるから私は消されてしまう、魂から消されるの、研磨が死んでしまっても私は研磨とは会えない、』

そういうと彼はナイフを置いた

「そっか、やっぱり叶わない恋なんだ、じゃあさ俺の彼女と背後霊になってよ、それでずっとそばに居て、？」

『うん！そうしよう！だから研磨泣かないで』

彼の頬には大粒の涙

「うん、俺は絶対Aだけだから」

そう言いながら彼は涙を拭いた

「愛してる」

『私も愛してる』