彼氏の背後霊 (ページ7)

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研磨side—

「これからはずっと俺がいるから大丈夫、こんなこと言ったって安心してもらえるはずないってわかってるけど、ちょっとでも安心してほしい」

Aに本当に安心してもらいたい、

俺がいるから大丈夫って思ってもらいたい

抱きしめたい

これは恋なのかな

クロに聞けば分かるんだろうけど聞けない

でも恋だなって思う

かなわない恋

触れたい

俺が死ねば触れられるのかな、

『ありがとう！研磨の家に来てすごく安心してる！研磨が人と同じように接してくれてすごく嬉しかったの』

「よかった、もし俺が好きって言ったらおかしいよね」

また考える前に言葉が出る

俺らしくないな、

『おかしくないよ。私研磨のこと好きになっちゃった』

その言葉が俺の中ではすごくうれしかった

「俺もAのことが好き。叶わない恋だとわかっていても、俺はAが好き、」

『霊が人間に恋するなんておかしいと思ってた。ずっと伝えられなかったの。』

「俺もおかしいかと思った、けどそれでもAが好き、Aが生きてるときにちゃんと出会って話して恋に落ちていたら抱きしめたりキスしたりできたのに、」

悔しい

今はただそれだけ、