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『あ、やっほー玲奈』
｢やっほー！｣
及川に用があって３組を訪れた私はついでに玲奈に挨拶をした。
その光景を見ていた及川は口をパクパクさせている。
｢いつの間に…！？｣
『ん？あぁ、今朝話しかけられたんだよね。私、ちゃんと恋のキューピットやってるんで！』
私の言葉に及川は呆れたというような顔をする。呆れるというか、不機嫌というか。
『なに、嫉妬してんの？笑心配しなくても取りませんー』
｢なんでそうなんの！勝手な解釈しないでくんない！？｣
そう叫ぶ及川はまたもや顔を赤くさせている。
ピュアすぎて逆に気持ち悪いくらいだ。
私はここに来た目的を思い出し、及川の方に向き直った。
『今日部活早く終わるじゃん？駅前にできたケーキ屋付き合ってくれない？』
｢そっか今日自主練できない日だもんね。いいよ｣
中学の頃から及川は自分を追い詰めるタイプで時間さえあれば自主練をするような奴だ。
そのため、リフレッシュさせる為に月1くらいで色んなところに連れ出していた。
言わば月1のルーティンのようなものだ。
｢ねえねえ｣
すると、後ろから玲奈の声が聞こえた。
振り返るとモジモジしながら立っている玲奈の姿がある。
｢聞こえちゃったんだけど…駅前のケーキ屋さん行くの？｣
『うん。あ、玲奈も行く？』
｢いいの！？実は私もそこ気になってたんだあ！Aと及川くんと行けるなんて嬉しい！｣
チャンスだと思い、思わず誘ったが急な出来事に及川は対応できるのだろうか。
チラッと見てみると、及川は玲奈から目をそらすように窓の外を眺めていた。
…わかりやすすぎでしょ。
『じゃ、またあとでね！』
私は玲奈と及川に別れを告げる。
『(早速恋のキューピットチャンス…！？)』
私はウキウキしながら廊下を歩いた。
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げのげ(プロフ) - ハルスケさん» ありがとうございます！とても励みになります🥹 (1月29日 17時) (
レス) id: f5508f1222 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 初コメです！ランキング1位に乗っていて、すぐに拝見させていただきました！めちゃくちゃ面白いです！かっちゃんも好きなのですが、及川も大好きなのでとても嬉しいです！更新頑張ってくださーい！ (1月29日 13時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げのげ | 作成日時：2024年1月28日 14時
