番外編.1-1 ページ36
ピピーッ
試合終了の笛がなる。
春高バレー 対烏野戦
1-2で
烏野の勝利
この日、私たちの青春が笛と共に終わりを告げた。
『こんな日にまで練習とか流石…』
試合後、私たち3年生はラーメンを食べてそのまま家に帰るつもりがいつの間にか学校の体育館に足を踏み入れていた。
今までの思いをぶつけるようにバレーをするみんなの姿。
もう記録をつけることも、ゼッケンの洗濯もない。
本当に終わったんだ。
あっという間に時間はすぎ、もうすぐ見回りの時間。
みんな慌てて片付けをしていた。
私は最後の仕事をしようと思い、今までお世話になった倉庫の片付けをしていた。
すると、背中から聞こえてくる及川の声。
｢3年間、ありがとう！！！！！！｣
…やだな、なんでそんな事言うのよ
我慢できなくなっちゃうじゃん
『っ…』
みんなも涙を流していた。
もっともっと、みんなで上に行きたかった。
もっともっと、近くでみんなを支えたかった。
溢れ出す涙は止まることを知らない。
私はその場に座り込んだ。
すると、また後ろから声が聞こえた。
｢A｣
私はその声に振り返る。
すると、3年生全員整列していた。
私は立ち上がる。
溢れる涙を拭いながら、みんなの前に立った。
及川からなにやら色紙のようなものを渡された
開けて、1番最初に目に入ったもの
"最高のマネージャーだった！！"
『もう、私の体の水分無くなっちゃうよ…』
帰り道、私と岩泉と及川で歩いていた。
でも、幼馴染同士で話したいこともあるだろうから私は後ろを歩く。
少し前でグータッチしているふたりを見て、また私の涙腺は崩れそうだった。
岩泉と別れ、2人になった私達は少し公園によった。
｢…ごめんね、Aを全国に連れてけなくて｣
私は及川の言葉に首を横に振った。
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げのげ(プロフ) - ハルスケさん» ありがとうございます！とても励みになります🥹 (1月29日 17時) (
レス) id: f5508f1222 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 初コメです！ランキング1位に乗っていて、すぐに拝見させていただきました！めちゃくちゃ面白いです！かっちゃんも好きなのですが、及川も大好きなのでとても嬉しいです！更新頑張ってくださーい！ (1月29日 13時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げのげ | 作成日時：2024年1月28日 14時
