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明日は雄英に入って2度目の体育祭。
みんな去年同様すごく気合を入れていた。
ちなみに私の去年の結果は23位。
あまりよくはなかった。
私の個性は｢変身｣。
想像した姿になれる。
相澤先生になろうと思えばなれるし、青山くんになろうと思えばなれる。
動物にだってなれる。
便利な個性だが、たったそれだけ。
だから体育祭ではあまり役に立たないのだ。
それで去年、負けてしまった。
私はそれが悔しくて身体の方を強化することにした。
筋トレやランニング。
去年の体育祭からずっと続けており、結構体力はついていた。
『ふぅ〜！今日はこんなもんかな！』
最後の自主トレを終えた私は一息ついて寮に戻ることにした。
体操服から制服に着替え、体育館を出る。
すると、そこには爆豪くんの姿があった。
『(げっ…)』
爆豪くんのことは大好きだ。
意外に優しいし、かっこいい。
でも今まで恋愛というものを経験しなかった私はどうすればいいかわからず、距離感が全くつかめないでいた。
『(とりあえずバレないように帰ろう…)』
私はできるだけコソコソと体育館を出たが、やはり爆豪くんの気配察知能力は鋭かった。
爆｢お、変身女！｣
『あ、あはは…爆豪くん、頑張ってるね…』
私は苦笑いをして爆豪くんに返事をする。
すると爆豪くんはカバンからタオルを取りだし、私の頭に巻いてきた。
『わ、えっ、どうしたの！？』
私は状況が飲み込めず、情けない声を出す。
そんな私を見て爆豪くんは少し笑った。
爆｢お前、汗かいてんだろ。体育館から出てきたとこ見ると明日の練習でもしてたんだろ？そのままにしてっと風邪ひくぞ｣
『だからって…！臭くなっちゃうよ！？』
爆｢ばーか、てめぇは臭くねぇよ｣
爆豪くんは私の髪の毛をくしゃくしゃと拭いてくれる。
そんな彼の行動に私の心は暖かくなった。
『(あぁ、かっこいいなぁ。やっぱり好きだ…)』
爆｢なんだ？思わず惚れちまったか？｣
『はぁ！？自惚れないでよ！』
急に思ってもない事を言われて私は赤くなる。
もう既に惚れてますけども！
爆｢あぁ！？んだと！冗談だわ！｣
爆｢んなことより、明日負けねぇからな！！覚悟しとけや！｣
さっきまで真っ赤だった私もその言葉で気合いを入れ直す。
『私だって負けないよ！じゃ！明日がんばろうね！』
私は爆豪くんのタオルをまとい、寮へ戻った。
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げのげ(プロフ) - Aaaさん» なんてありがたいお言葉…！ありがとうございます！！頑張ります！！ (2021年10月1日 15時) (
レス) id: fe55be89e6 (このIDを非表示/違反報告)
Aaa(プロフ) - わあああ大好きですっっっ！！！！！素敵なものを見つけてしまいました…！！！これからも更新頑張って下さい…！！ (2021年10月1日 12時) (レス) @page8 id: 71d8bfbda5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げのけ | 作成日時：2021年9月30日 20時
