72 サグワside ページ7
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ジンくんがタバコに火をつけた。
火がついたタバコをくわえて分かりきったかのような顔して俺に言う。
ジ「おまえらさー、中学から何1つ関係変わってねーじゃん」
サ「え…?」
ジ「結局サグワがAのこと追いかけてるだけじゃん」
サ「…っいや、そんなこと
ジ「あるだろ」
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サ「じゃあ俺どうすればいいんだよ…
今のままじゃ絶対口聞いてくんないよ?」
ジ「そんなん簡単じゃん、サグワがここで諦めなきゃいー話」
サ「は?」
ジ「自分の気持ちに嘘つくのやめたなら思う通りに動けばいいんだよ」
サ「だから、思う通りに動いたから今こうなっちゃったんでしょ?」
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ジンくんはやっぱりバカだ。
俺の方が正しい。
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ジ「別にリスク背負わないのも1つの手だけど、それでサグワAに男として見られたことあんの?」
サ「・・・え…?」
胸がズキってした。
弱いとこつかれてる気がしたから。
ジ「今がチャンスじゃん、振り向いてもらう」
サ「・・・。」
ジ「好きって気持ち隠すのって1番もったいないよ」
サ「もったいない…よな」
俺は、いつもAとの関係が壊れるのが怖かった。
壊れるくらいなら幼馴染みのまんまでいいって思ってた。
でも、それでいつも後悔してきたのは結局俺。
ジ「ずっと一緒にいたんだろ?そんなAもバカじゃないっしょ、すぐに壊れるくらいの薄っぺらい関係とか俺でも思わないから」
サ「・・・。」
ジ「まぁ俺は?はじめしゃちょー好きだしずっと世話してたAの幸せ考えたらこんなこと言ってらんないけどさ、…まぁ、サグワに協力するつもり」
サ「・・・ほんと?」
ジ「あー」
サ「・・・あざっす!!」
泣きそうだ。
ほんと兄貴じゃん。
サ「いやーー、めっちゃ強い味方なんだけど」
ジ「なんもしてやんないけど」
サ「そんなことないでしょー」
ジ「そんなことあるわ。笑
それに最終的にAを落とすのはサグワ自身じゃん?」
サ「俺がいけるかなー」
ジ「自信持て。好きって言われてドキドキしないやつがいるわけねーから」
サ「・・・うん」
Aが帰ってきたらちゃんと気持ち伝えよ…。
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あつみつ(プロフ) - ふうたむさん» ジンくんやばいですよね〜〜( ; ; )笑 (2017年8月21日 11時) (レス) id: fc293e687d (このIDを非表示/違反報告)
ふうたむ - うわぁぁじんくん大好きですっwww (2017年8月20日 18時) (レス) id: 5c01fa4a84 (このIDを非表示/違反報告)
あつみつ(プロフ) - ayaka0508mさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!(´-`) (2017年8月5日 18時) (レス) id: fc293e687d (このIDを非表示/違反報告)
ayaka0508m(プロフ) - いつもたのしみにしてます! (2017年8月4日 12時) (レス) id: f84115a6ff (このIDを非表示/違反報告)
あつみつ(プロフ) - みかんさん» わー!ありがとうございます( ; ; )作者もっと頑張れそうです! (2017年8月1日 11時) (レス) id: fc293e687d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あつみつ | 作成日時:2017年4月10日 12時