仲間家の恋愛事情。3 (ページ41)

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106 サグワside ページ41

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驚いてAの方を向いたら平然と天井見ながら喋ってた。

「ごめんね、こんな質問(笑)…でも分かんないの。私なんかのどこがいいのか…」

サ「・・・。」

「なんでサグワはこんな私を…好きでいてくれるの？」

サ「…どこがいいんだろうな？笑」

「え？笑」

サ「とびきり優しいわけじゃないしー…」

「それ失礼だよ」

サ「でも…気付いたら好きだったんだ」

「・・・。」

サ「分かんねえよ(笑) 昔から好きだったんだからきっかけなんて覚えてない(笑)」

「……そっか…。じゃあ…おやすみっ」

サ「あーー照れてるーー」

「照れてない！//」

サ「じゃあそっち向かないでよー」

「もー…」

って言いながらまた天井に顔を向けるA。

この横顔、好きだなー。

可愛いっていうより、綺麗。

でもすっぴんだからやっぱり可愛さもある。

「…。サグワが幼馴染みでよかった、ここに住めるのもサグワがいてくれるからだよ。ありがとう」

幼馴染みって言葉を早く捨てたい、けど俺特権の位置な気がして素直に喜べない。

そんなモヤモヤが俺の中で生まれた。

サ「あのさ、…手繋いでもいい？」

「え？」

サ「昔みたいに」

「…繋ぐだけなら」

サ「ありがと(笑)」

……ーーギュ

俺は知ってる。

Aは昔の話を用いれば少しの言うことも聞いてくれる。

やっぱり幼馴染みでよかったかもな、笑

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サ「A」

「・・・。」

サ「A？」

「…zzzz」

寝てんのかよ(笑)

Aの寝顔を見ながら俺は思った。

あと何回この顔を見られるんだろうって。

ここに初めて来たときも寝顔を見せてくれた。

その隙の緩さがいろんな男が構うわけだけど。

俺の他にもそんな安心しきった姿見せてんの？

相馬さんだったら何しでかすか分かんねえな。

ここは危険だ、やっぱり。

サ「…俺のになればいいのに」

またなんの進展もなくチャンスを逃す。

親方だったらこの状況、かっこよく強引に振る舞ったりすんのかなー。

俺の心は余計にAを離したくない、の一心になった。

誰にも渡したくない。

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