【霧野蘭丸】歌姫は鏡音兄弟の三つ子でしたpart２ (ページ45)

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七十五話　霧野side ページ45

「ねぇ、俺たちと楽しい事しねぇかぁ～？」

ナンパ野郎達は笑ってる
俺から見ればニヤニヤと、しかも
結雨と狩屋がからかってくるときのニヤけ顔じゃなく

気持ちが悪い……ニヤけ顔だ

結雨と狩屋のニヤけ顔があんなにも可愛いものだった、ってことを今知ったな

貴女「あの、邪魔なんで退いてもらえますか？」

高校生を相手にハキハキ話す

「そんな事言わないでさぁ～」

「楽しい事しに行こうぜぇ？」

後者の奴が俺の腕に、
前者の奴がAの肩に手を伸ばしてきた

霧野「俺は男なんだが」

「そぉ～んな嘘、まるわかり」

男の腕と彼奴の手の距離、彼奴とAの肩までの距離も、後一センチ

ドカッ
ドカッ

「いってえええええ！！！！！！！」

貴女「うっせーよ、早く退け」

Aが、後者の奴の腕を殴った
俺は前者の腹を蹴った

「「はっ、はいいぃぃぃ」」

霧野「………………A？」

彼奴が居なくなった瞬間に、俺はAに問う

貴女「なーに？」

霧野「さっきの…」

貴女「ああ、あれね！結雨ちゃんが、

『男の人にデート邪魔されたら、一発蹴ったり殴ったりして「うっせーよ！」とか「黙れ」とゆーたら退いてくれるで♪しつこい奴はもっと脅さなあかんけどなw』

ってアドバイスしてくれたの！」

霧野「そう言えば俺は狩屋にだったかな

『もしナンパされて、ナンパした奴がA先輩に触れようとしたら殴るなり蹴るなりしてくださいよ、ただでさえ先輩は女顔なんですから』

とか言ってたな…」

貴女「結雨ちゃん、もっとリア充の人達を増やしたいんだって！
優しい一面もあるんだけど、Mの子罵ってるらしいんだよね～」

霧野「そうなのか！？
そう言えば狩屋は何時も結雨と一緒にいるから
付き合ってるようにしか見えないんだ…
結雨に申し訳ないが」←

貴女「ちょ、狩屋可哀想w」

話が弾んでいると、プリクラの機械が目に入った

＿＿＿＿＿結雨『いい？プリクラとかは絶対に撮りや？記念になるんやからな！』

狩屋『あ、日付も忘れないようにしてください』

結雨『記念日忘れんように？』

狩屋『正解』＿＿＿＿＿

霧野「A、あれ撮りに行くか？」

丁度Aもプリクラ見てたし…

貴女「!!うん、行く！！」

パアァァ
って感じで急に笑顔になった

女子って好きだよな、こう言うの

『次のポーズ♪
二人であっつ～いキッスだよ♪』＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿