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大学２年生になった春。たったひとりの俺の幼なじみが、今年に入ってから２度目の失恋をした。
「わたしっ、今度こそ、会えたって、思ったのに」
「ま、俺は初めに言ったけどね、絶対にクズだからやめとけって。聞かなかったのは誰よ？」
つーか、何お前また泊まんの？ 続けて俺が聞けば、既に涙でぐしゃぐしゃになった顔をさらに歪ませて、「もうちょっと優しくしてよ！！！」と目の前の幼なじみは子供みたいに声をあげる。
「十分優しくしてんだろーが。こんな夜中にお前の愚痴に付き合ってやってんだからさぁ」
「もう…男なんて信じないっ、」
「はいはい、そのセリフ何回目？とりあえず鼻水垂れてるから拭こうか」
ソファに転がっていたティッシュを無造作に何枚か取って、Aの鼻に押し付けると「風磨ぁ〜」と俺の肩になだれ込んで来た。
「わかったから、もー泣くなほら」
ぽんぽん、とAの頭を軽く撫でると少し落ち着いたのか、うん…と小さな声で聞こえた返事にホッと胸を撫で下ろす。
いくらAが特別泣き虫とは言え、泣いていたらそれなりに心配はする。
結局のところ、こうやって甘やかしてしまうのはAのことが大切で、好きだからなんだ。
もう、昔から、ずっと。
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みゆ(プロフ) - ぷぅ∞さん» ぷぅさん初めまして！嬉しいお言葉ほんとにありがとうございます！これからも切なく甘くを目指して完結頑張るので応援おねがい致します！ (2019年5月3日 19時) (
レス) id: c270fe5c87 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ∞(プロフ) - 初めまして。いつも更新を楽しみにしています。風磨くんの切ない恋にきゅんきゅんしています。更新頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 0b53292451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゆ | 作成日時：2019年4月9日 22時
