俺のトリップ先が大好きなゲームで、しかもオリキャラに成り代わっていた件について。[男主]

第三話 ページ5

｢んじゃ丁度いーや。sansy、先に帰ってタコス作っててよ。｣

ふぅーっと煙草の煙を吐きながらハニーが言った。

｢MHE！わかったぞ！俺様特製の美味しいタコスを作ってやるからな！！｣

MHE HE HE HE！！と笑いながら、Buleは嬉しそうに走っていった。

｢...可愛いデショ。｣

と、何故か誇らしげなHoney。

まぁ確かに、

｢...そうですね。｣

明るくて、正に[リアルスター]と呼ぶに相応しいな。

途中、寄り道をしてナイスバーを買い、近くの岩に腰かけて食べた。

意外と美味いな、これ。

｢ねぇ｣

｢ふぁい？｣

ナイスバーを頬ぼりながらHoneyを見上げる。

彼はオレンジ色の舌でアイスを舐めながら俺を見下ろしていた。

｢アンタの弟って、どんな感じ？｣

｢...僕に兄弟は居ませんよ。｣

正確には、｢居た｣。

あまり思い出したくない思い出だ。

Honeyは黙り混んだ俺を見て察したのか、ぽすっと俺の頭に手を置いた。

...ん？

あれ、俺ひょっとして撫でられてる？？

｢...何してるんですか。｣

｢撫でやすい処にあるなって思って。｣

｢張っ倒しますよ。｣

それはあれか。俺がチビだって言いたいのか。

てかこの空気で人を肘掛け(ちょっと違う)扱いかよ？

...なんなんだ、ほんと。

頼むから、そんなに優しく撫でんなよ。


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パスタじゃなくてタコスだった……orz

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