Snow Man × Snow Man 【 Dr. 】 (ページ36)

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深澤 side

観念したような顔でいる結羽と

滝沢くんの指名が入ったラウールを連れて

事務所の診察室へ、、、

とりあえず診察の準備をしたいから

先にラウールに体温計を手渡して

結羽の体温測定係に任命

ラウ本人はいつも診察室に来る時の自分と

立場が違うからか、テンション高くて楽しそう笑

まあ滝沢くんの言う通り、これは勉強になると思うし

楽しいだけじゃないぞ、ってわかってもらうためにも大切なタイミングかもね

たまたま今回その標的にされた結羽には

ドンマイとしか言えないけど笑

ラ「結羽ちゃーん、お熱測らせてくださいっ」

『、、、、いぃっ、、』

ラ「えぇー、良くないよお、だってふっかさんに僕頼まれたんだからー」

『、、ぃらないっ、、』

ラ「いらないわけないじゃんー、いつも最初にお熱測るでしょ？？ね、測ろ？」

『、、、だいじょぶっ、、なのぉっ、(涙)』

ラ「え！結羽ちゃん泣いちゃった、、、！、、…ふっかさぁん～！！」

、、思ったよりヘルプが早ぇな笑笑笑

まあ遅かれ早かれこうなることは予想出来たこと

まだ診察の準備は万端じゃないけど、とりあえず聴診器だけ持って

2人のところに向かった

ラ「結羽ちゃん泣いちゃった…」

しょぼん、という効果音がつきそうなほど

眉毛を下げて落ち込んでいるラウール

深「泣いちゃったかぁ～、結羽ちゃん何だって？」

ラ「大丈夫って…」

深「そっかー、じゃあ本当に大丈夫か確認してもいい？って聞いてもう一回渡してみ？」

ほんの少しアドバイスして

もう少し頑張れるようにそっと背中を押す

ラ「結羽ちゃん、？…僕、結羽ちゃんが元気ないと悲しいよ。お熱無かったら僕安心出来るからさ、測ってくれない？」

俺が言ったことをちゃんと理解して

その上で自分の気持ちも伝えてる

やっぱりうちの子は賢いよ

ラウールもきっといいお医者さんになれるね