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7話(過去) ページ8

主人公side

ガチャ

ドアが開いた

でも、誰が入ってきたのかすら確認する気力が今の私にはなかった

また、これから訓練をするのかな

それは嫌だな

でもその言葉を私は発せれない

だって、いま意識があること自体すごい事だから







コツコツコツ

床に耳がペッタリくっついているから分かる

革靴のような足音

その足音は私の元で止まった

あぁ、また訓練か

無理やり連れていかれるのかともうあきらめたときだった

服と服がくすれ合うような音が聞こえた

どうやら、その人は私の元に座ったようだ

どうして座るのか気になる

でも、くどいようだけど気力がない

感情が無の状態のまま、ただ、ボーとしていた

すると


フワッ

主「!」

私の頭の上になにかが乗った

だけどその感覚のすぐあとに体にも暖かいものが乗った

体のものは毛布だった

そして頭のものは誰かの手だった

その手は少しひんやりとしていた

だけどなんだか暖かい感じがする

私の髪をなぞるように頭を撫でてくれた

その人の顔を見たくて、力を振り絞ってくびをまげてみた

でも、光が逆光となり、その人の顔は見えなかった

?「つらったですよね

でも、いつか僕がここから出してあげますから」

優しい声でその言葉を言われた

ツーと私のほっぺたに何かが流れた

私、泣いてる

今までどんなに痛いことがあっても泣かなかった私が......

声を殺して泣いた

その間もずっとその人は私の頭を撫でていてくれていた









コツコツコツ

今度はヒールのような音が聞こえてきた

その人の名前は知っていた

ベルモット

ベ「ちょっと何してるのよ









バーボン」



バーボン

今、私の頭を撫でていてくれているのはバーボンという人


バ「あぁこれは.........


バーボンの言葉を最後まで聞く前に私は意識を手放した









その、約1ヶ月後私は組織を抜けか出した


でも、バーボン

あなたの事は忘れない

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作者名:杏由利 | 作成日時:2018年4月24日 18時

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