2話 ページ4
主人公side
灰原哀って子が眼鏡の子の隣に座った
本当は私達が教室に入ってくる前に笑われてた子の隣に座るんだろうけど...
確か...元太だったかな
でもあの子が座ったなら私は残った場所にすわるしかない
だから
座った
そしたらなんか
元「えっ......」
と、驚かれた
なんで驚いたんだろう
先「ま、まぁ2人がそれでいいならいいわ」
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった
それと同時に授業が始まる
すごく簡単な授業が
……………………………………………………………………………………
キーンコーンカーンコーン
繰り返しなるチャイムの2回目
先「ありがとうございました」
皆「ありがとうございました！！」
耳が痛くなる程の大声での挨拶
それが終われば
ワッと教室が活気に包まれた
2時間目が終わり今は中休み
サッカーをしに運動場に行く人
本を読みに図書室にいる人
いつもはだいたいこの二つに分けられる、
だけど今日だけは違う
「Aちゃんはどこの小学校から来たの！？」
「好きな食べ物は何？？」
「お姉ちゃんとかいるの！？」
小学校あるあるの転校生が来たら席に集まるってやつ
よく知らないけど......
灰原さんも囲まれてる
でも
めんどくさいから
主「ご、ごめん
ちょっとトイレ」
逃げた
それに
今まで同年代の子をみたことがなかった
だから怖い
主「はぁ、」
疲れた
言われたから来てみたものの......
精神的にきついな
トイレの洗面台に手をつき、俯いてそんなことを考えていると
？「あれ？中棚さん？」
主「えっ...？」
そこに居たのは吉田さんだった
歩「どうしたの？こんな所で...」
主「あ、ちょっとね
そういう吉田さんはどうしてここに？」
歩「！」
すると吉田さんはいきなり驚いたような顔になった
UFOでも見つけたかのような...
そんな顔
主「？」
歩「私のこと......」
主「...うん」
吉田さんが少し俯きかげんで、拳を握る
なにか怒らせるような事言ったかな？
歩「歩美って呼んでよ！」
主「！？」
満面の笑みで手を握ってきてそういった
さっきまでの雰囲気が嘘のように明るくなった
吉田さんって言ったことが嫌だったんだ...
主「えっと、歩美ちゃん...？」
歩「うん！それでいいよ！よろしくね！Aちゃん」
手を上下にブンブン振りながらすっごい笑顔でそう言った
これ、ほかの人が見たらどう思うんだろう
(ここはトイレです)
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作者名：杏由利 | 作成日時：2018年4月24日 18時
